■M-1161グロウラー車内写真
軍用車は様々な極限状態を想定し運用するものですが用途によって印象が様変わりします。
M-1161グロウラーを予備タイヤ装着する正面から。グロウラーはM-1161とM-1163がありまして機銃搭載のスカウト型がM-1161-ITV-LSV,重迫撃砲牽引型がM-1163-ITV-PMです、1161がスカウト型で1163が迫撃砲用、自衛隊の高機動車と重迫牽引車の関係ににる。
M-1161グロウラーを前方より。スカウト型は12.7mm重機関銃を車載し基本的に乗員は3名、ただ緊急時ロールバーに掴まるなどして輸送ならば12名くらいを数十km運ぶのは簡単という。戦車と遭遇した際にはAT-4対戦車弾やジャベリン対戦車ミサイルで対応する。
M-1161の装甲座席、このグロウラーは一見無防備に見えますが地雷などの被害から乗員を守るためにアブソーバー付耐衝撃座席と防弾板などが追加されています、装甲車ではないのですが、この程度防弾がなければ第一線で使いにくい、海兵隊なりの考えなのでしょう。
M-1161の運転装置と折り畳まれたフロントガラス、もともと海兵隊はメルセデスベンツのIFAV暫定高速攻撃車両というスカウト用の車両を装備していました、ベンツのオフロードカーですね、なにしろベンツでM-151よりも便利でしたが、全てはMV-22に載せるため。
MTVR-AMK36レッカーとM-1161グロウラーつり上げ。安価ならば案外大きくなりすぎたハンヴィーの後継をめざせたのでしょうか、ハンヴィーは防弾が足りないとしてM-1114が開発されましたが、軽量で使いやすい部分がどんどん防弾装甲で覆われてゆきました。
M-1161の座席と運転装置、M-1114は結局イラクで壮絶なIED簡易爆発物の攻撃に日々さらされ、後継となったJLTVは完璧な防弾とともに重さが7t規模となり、もはやヘリコプターで運べない代物となりつつ価格も25万ドル、軽装甲機動車より高くなってしまった。
M-1163とEFSSの牽引状態、ハンヴィーの後継は、いやハンヴィーが軽量なM-151ケネディジープの後継ですのであれとて大柄でしたが、更に巨大と、これでは簡便に乗り回そうにも空輸はC-130輸送機で漸く1両か2両、ストライカー装甲車並に大柄となります。
M-1163の2両。ちなみにこのM-1163やM-1161はMV-22に搭載できるほどに小型、ということは説明しましたが、驚くなかれ、この車両はなんとAAV-7両用強襲車にも搭載できてしまう。そしてこのキャンプ富士は富士の中腹に位置するのですが上の方にまだ続く。
AAV-7両用強襲車を右後方から。キャンプ富士で一般公開されている区画では一番標高の高いところにAAV-7は展示されていました、もう少しで気づかずに帰ってしまうところではあったのですけれども、AAV-7あるよ、と東京の知人にお教えいただいた故になんとか。
AAV-7両用強襲車の凌波形状車体全部を真横より。巨大です、全長8.161mと全幅3.269mに全高は3.315mもあり、変な話車高は観光バスよりも高い。乗員は3名と海兵25名を運ぶため自衛隊で言えばほぼまるまる小銃小隊を運べるという、重量は25.6tしかありません。
AAV-7を前方より眺める。AAVとは両用強襲車両の略称で、自衛隊もAAV-7を採用しましたが水陸両用車としています、この最大の特色は海上、それも波浪ある沖合から揚陸艦を発進し、13km/hで機動し上陸すると72km/hで高速機動できる。海上で毎分220m進める。
AAV-7の全景、このAAV-7を自衛隊は水陸機動団用に52両調達します、2000年代初頭、北大路機関が出来たばかりのころにまさか自衛隊がこのAAV-7導入、当時は考えてもみませんでした。基本設計はLTVP-7という1972年のものですが、今をもって最高性能を誇る。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
軍用車は様々な極限状態を想定し運用するものですが用途によって印象が様変わりします。
M-1161グロウラーを予備タイヤ装着する正面から。グロウラーはM-1161とM-1163がありまして機銃搭載のスカウト型がM-1161-ITV-LSV,重迫撃砲牽引型がM-1163-ITV-PMです、1161がスカウト型で1163が迫撃砲用、自衛隊の高機動車と重迫牽引車の関係ににる。
M-1161グロウラーを前方より。スカウト型は12.7mm重機関銃を車載し基本的に乗員は3名、ただ緊急時ロールバーに掴まるなどして輸送ならば12名くらいを数十km運ぶのは簡単という。戦車と遭遇した際にはAT-4対戦車弾やジャベリン対戦車ミサイルで対応する。
M-1161の装甲座席、このグロウラーは一見無防備に見えますが地雷などの被害から乗員を守るためにアブソーバー付耐衝撃座席と防弾板などが追加されています、装甲車ではないのですが、この程度防弾がなければ第一線で使いにくい、海兵隊なりの考えなのでしょう。
M-1161の運転装置と折り畳まれたフロントガラス、もともと海兵隊はメルセデスベンツのIFAV暫定高速攻撃車両というスカウト用の車両を装備していました、ベンツのオフロードカーですね、なにしろベンツでM-151よりも便利でしたが、全てはMV-22に載せるため。
MTVR-AMK36レッカーとM-1161グロウラーつり上げ。安価ならば案外大きくなりすぎたハンヴィーの後継をめざせたのでしょうか、ハンヴィーは防弾が足りないとしてM-1114が開発されましたが、軽量で使いやすい部分がどんどん防弾装甲で覆われてゆきました。
M-1161の座席と運転装置、M-1114は結局イラクで壮絶なIED簡易爆発物の攻撃に日々さらされ、後継となったJLTVは完璧な防弾とともに重さが7t規模となり、もはやヘリコプターで運べない代物となりつつ価格も25万ドル、軽装甲機動車より高くなってしまった。
M-1163とEFSSの牽引状態、ハンヴィーの後継は、いやハンヴィーが軽量なM-151ケネディジープの後継ですのであれとて大柄でしたが、更に巨大と、これでは簡便に乗り回そうにも空輸はC-130輸送機で漸く1両か2両、ストライカー装甲車並に大柄となります。
M-1163の2両。ちなみにこのM-1163やM-1161はMV-22に搭載できるほどに小型、ということは説明しましたが、驚くなかれ、この車両はなんとAAV-7両用強襲車にも搭載できてしまう。そしてこのキャンプ富士は富士の中腹に位置するのですが上の方にまだ続く。
AAV-7両用強襲車を右後方から。キャンプ富士で一般公開されている区画では一番標高の高いところにAAV-7は展示されていました、もう少しで気づかずに帰ってしまうところではあったのですけれども、AAV-7あるよ、と東京の知人にお教えいただいた故になんとか。
AAV-7両用強襲車の凌波形状車体全部を真横より。巨大です、全長8.161mと全幅3.269mに全高は3.315mもあり、変な話車高は観光バスよりも高い。乗員は3名と海兵25名を運ぶため自衛隊で言えばほぼまるまる小銃小隊を運べるという、重量は25.6tしかありません。
AAV-7を前方より眺める。AAVとは両用強襲車両の略称で、自衛隊もAAV-7を採用しましたが水陸両用車としています、この最大の特色は海上、それも波浪ある沖合から揚陸艦を発進し、13km/hで機動し上陸すると72km/hで高速機動できる。海上で毎分220m進める。
AAV-7の全景、このAAV-7を自衛隊は水陸機動団用に52両調達します、2000年代初頭、北大路機関が出来たばかりのころにまさか自衛隊がこのAAV-7導入、当時は考えてもみませんでした。基本設計はLTVP-7という1972年のものですが、今をもって最高性能を誇る。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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