■榛名さんの総監部グルメ日誌
榛名さんの総監部グルメ日誌の今回は横須賀基地の日米艦船が並ぶ横須賀を巡ってみましょう。
横須賀、自衛艦隊司令部が置かれ文字通り我が国海上防衛の要衝であるとともにアメリカ海軍横須賀施設として空母がアメリカ本土から前方展開する世界唯一の軍港都市でもあります。そして日常に護衛艦や駆逐艦の出入港も多く、こうした背景から街は国際色豊か。
首都東京と太平洋正面を睨む。横須賀と云うのは不思議な街です。四条でニューヨークベイクドチーズケーキとかメニューに並んでいても少々ドン引きして、いやサヴァランだろうと突っ込んでしまいますが、横須賀ですとなにかこう、アメリカンが馴染むのですよね。
モーニングコーヒー。横須賀で朝を迎えた際には散歩したいのは基地を一望する海沿いのヴェルニー公園、ウッドデッキを透き通る潮風と共に出入港の艦艇と支援する曳船や行き来する警備艇を眺めつつ、京急汐入駅前を通り過ぎますとMIKASACAFEというお店が。
シカゴドックを朝食に。重いと思われるかもしれませんが横須賀故に御理解いただきたい、それで理解してくれるのが横須賀という街です。このお店ではドリンクセットで頂くと若干お得になりまして、ケチャップとマスタードを並べていざ朝食準備万端だというところ。
イリノイ州シカゴ、その名物というシカゴドックは五大湖に面している故に海産ではなく100%の牛肉をフランクフルトソーセージとしてバンズに挟み込み、そして様々なトッピングが独特と云い、ファストフードたるホットドックの中でも異彩を放っているのですね。
レリッシュというホワイトオニオンと刻んだセロリに角切りのトマトとを併せ持った付け合せをこうもっそりとフランクフルトの上に載せるのがシカゴ、何故かドイツとアメリカの地名が並ぶものを両手で少しこう削ぐよう摘まんで頂き、そして愉しむコーヒーの香り。
ホットドックながらピクルスも添えてレリッシュとともに華やかと仕上げるのがシカゴ流らしい。早めに散策し、その際の朝食は時間の余裕もあり、たっぷりのコーヒーと文庫本をお供にシカゴドックをお皿から零れないよう口に運び、かみ砕いて咀嚼する、美味い。
不思議な満足感とともに店を出ますと薫る潮風、ここは横須賀なのだなと再認識したうえで、さて稜線を散策して東京湾を遠望するハイキングか、それとも隣のどぶ板横丁からショッピングとしてみるか、少し待って横須賀軍港巡り遊覧船乗り場にでも行ってみるかな。
MIKASACAFEは横須賀にてアニメーションとのコラボレーション企画でもグルメスタンプラリーの常連となっているところでして、実は最初の御縁はこうした企画の際でした。しかし横須賀基地に近い当地は本場の味を知る方々に磨かれたホンモノが味わえるという。
横須賀に散策としますと、どうしても今までは自衛隊や米軍の艦艇、記念艦三笠、と限られたところを堂々巡りしていたようなものですが、グルメももちろんですが寺社仏閣も横丁も商店街も街並みも含めて、海軍の街“横須賀”なのだよなあ、そんな事を実感ですね。
本場のグルメは本物を知る人たちによって成り立っているのだなあ、とは考えるところです。実際、コーヒーのように本場を知っている人たちが増えてゆきますと培われてゆく風味も納得の美味となってゆくのですけれども、シカゴドック、ちょっとまだ定着は遠い。
コロナの時代故に、しかも変異株の感染力の高さを思い起こしますと横須賀は遠い。すると、米軍基地で頂いた本場の物に近いと感じたピザでも頂くのが、今のところの限界というところでしょうか。ペパロニのピッツァはゲキうまだでえ、とはよく聞くところですが。
しかし、明日から東京と大阪ではワクチン大規模接種会場が運営開始されますし、緊急事態宣言による自粛が功を奏しまして感染拡大に歯止めがかかる事が期待されます、時間は掛かりそうですが、もう少しで横須賀など散策できる日常が戻る光明は見えてきました。
ほんもののニューヨークはやはり遠いですが、本場のシカゴドックが頂けるのも、そう遠い話ではないでしょう。コロナの時代故に社会的な息苦しさと制度的な圧迫感を感じるところではありますが、もう少しの我慢だ、こう考えて今の日常を愉しみたいところです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
榛名さんの総監部グルメ日誌の今回は横須賀基地の日米艦船が並ぶ横須賀を巡ってみましょう。
横須賀、自衛艦隊司令部が置かれ文字通り我が国海上防衛の要衝であるとともにアメリカ海軍横須賀施設として空母がアメリカ本土から前方展開する世界唯一の軍港都市でもあります。そして日常に護衛艦や駆逐艦の出入港も多く、こうした背景から街は国際色豊か。
首都東京と太平洋正面を睨む。横須賀と云うのは不思議な街です。四条でニューヨークベイクドチーズケーキとかメニューに並んでいても少々ドン引きして、いやサヴァランだろうと突っ込んでしまいますが、横須賀ですとなにかこう、アメリカンが馴染むのですよね。
モーニングコーヒー。横須賀で朝を迎えた際には散歩したいのは基地を一望する海沿いのヴェルニー公園、ウッドデッキを透き通る潮風と共に出入港の艦艇と支援する曳船や行き来する警備艇を眺めつつ、京急汐入駅前を通り過ぎますとMIKASACAFEというお店が。
シカゴドックを朝食に。重いと思われるかもしれませんが横須賀故に御理解いただきたい、それで理解してくれるのが横須賀という街です。このお店ではドリンクセットで頂くと若干お得になりまして、ケチャップとマスタードを並べていざ朝食準備万端だというところ。
イリノイ州シカゴ、その名物というシカゴドックは五大湖に面している故に海産ではなく100%の牛肉をフランクフルトソーセージとしてバンズに挟み込み、そして様々なトッピングが独特と云い、ファストフードたるホットドックの中でも異彩を放っているのですね。
レリッシュというホワイトオニオンと刻んだセロリに角切りのトマトとを併せ持った付け合せをこうもっそりとフランクフルトの上に載せるのがシカゴ、何故かドイツとアメリカの地名が並ぶものを両手で少しこう削ぐよう摘まんで頂き、そして愉しむコーヒーの香り。
ホットドックながらピクルスも添えてレリッシュとともに華やかと仕上げるのがシカゴ流らしい。早めに散策し、その際の朝食は時間の余裕もあり、たっぷりのコーヒーと文庫本をお供にシカゴドックをお皿から零れないよう口に運び、かみ砕いて咀嚼する、美味い。
不思議な満足感とともに店を出ますと薫る潮風、ここは横須賀なのだなと再認識したうえで、さて稜線を散策して東京湾を遠望するハイキングか、それとも隣のどぶ板横丁からショッピングとしてみるか、少し待って横須賀軍港巡り遊覧船乗り場にでも行ってみるかな。
MIKASACAFEは横須賀にてアニメーションとのコラボレーション企画でもグルメスタンプラリーの常連となっているところでして、実は最初の御縁はこうした企画の際でした。しかし横須賀基地に近い当地は本場の味を知る方々に磨かれたホンモノが味わえるという。
横須賀に散策としますと、どうしても今までは自衛隊や米軍の艦艇、記念艦三笠、と限られたところを堂々巡りしていたようなものですが、グルメももちろんですが寺社仏閣も横丁も商店街も街並みも含めて、海軍の街“横須賀”なのだよなあ、そんな事を実感ですね。
本場のグルメは本物を知る人たちによって成り立っているのだなあ、とは考えるところです。実際、コーヒーのように本場を知っている人たちが増えてゆきますと培われてゆく風味も納得の美味となってゆくのですけれども、シカゴドック、ちょっとまだ定着は遠い。
コロナの時代故に、しかも変異株の感染力の高さを思い起こしますと横須賀は遠い。すると、米軍基地で頂いた本場の物に近いと感じたピザでも頂くのが、今のところの限界というところでしょうか。ペパロニのピッツァはゲキうまだでえ、とはよく聞くところですが。
しかし、明日から東京と大阪ではワクチン大規模接種会場が運営開始されますし、緊急事態宣言による自粛が功を奏しまして感染拡大に歯止めがかかる事が期待されます、時間は掛かりそうですが、もう少しで横須賀など散策できる日常が戻る光明は見えてきました。
ほんもののニューヨークはやはり遠いですが、本場のシカゴドックが頂けるのも、そう遠い話ではないでしょう。コロナの時代故に社会的な息苦しさと制度的な圧迫感を感じるところではありますが、もう少しの我慢だ、こう考えて今の日常を愉しみたいところです。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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