昨日は、久しぶりに映画「おくりびと」を妻に薦められたこともあり一緒に観た。アイデンティティーとはなにか、受容とはなにか、差別と防衛機制の問題、いろいろ考えさせられた。
ただ、映画の中で最も印象的であったのは、斎場の職員の会話と普段見られない火葬炉の裏側の風景であった。職員に扮する笹井高史氏の、天国への門が観えるように思うとのセリフに妙に感動した。
天国はどういうところか?暗い死後のイメージがある一方、特にキリスト教はうきうきするような明るいイメージがあるようだ。
不思議なことに、恩師の推薦された「天国に行く前に読むと楽しくなる不思議な天国ガイド」(アンソニー・ディステファーノ著 田栗美奈子訳 主婦の友社)をアマゾンで購入していたが、丁度届いたところであった。
早速読んでいるのだが、面白い。身体の復活まで説いているキリスト教の死生観、天国観は有難いと思う。だんだん知っている方が亡くなる年代となってきてるが、天国で再会することを考えると本当に楽しい。
メメントモリ(死を想え)は自分の生き方を考える、重要な視座を与えてくれるが、明るい天国のことを想うことも含まれているように想う。天国で再開する人たちのことを考えたりすると、自分の生き方を、たまには背筋を伸ばして思索する必要を感じる。
<アイデンティティの統合 1/4>
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