イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

秋の味覚とアイデンティティ!

2008-10-24 | 第十章「今ここでの恩寵」

 目黒のサンマは落語で有名であるが、秋の味覚は私にとって、一年で一番刺激的である。

 焼きたてのサンマを大根おろしで食べたり、炒った銀杏のイエローグリーンの実を頂く。山で採ったキノコを焼いて頂くのも良い。栗もおいしいし・・・

 良く考えてみれば、生き物を食べるわけであり、生き物を食べて生きているという事実は、ちょっと悲しいことではある。ただ、それでも元気にもなれ、生き抜く原動力になることも確かである。

 先日観た映画「おくりびと」で納棺業の会社でチキンを食べるシーンがあったが、納棺の仕事で食べることは重要なのだろう。介護・福祉の仕事も経験したが、食欲は重要であった。何があっても食べるタフネス。命にかかわる仕事について気がつくのは、食事の特別な意味ではないだろうか。

 自分は何か?何を生き甲斐にしたら良いか?いろいろ削ぎ落とし残っていくものを考えると、それは身体であり、魂であり、生きている自分の本質といったものになるようだ。

 秋の味覚を楽しむ・・・そんな自分の本質。

<アイデンティティの統合 4/4>

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