イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

意識と知覚!

2008-10-28 | 第一章「意識と知覚」

 朝目覚めて、素晴らしい天気であったので、昨日友人と高尾山に登った。月曜日の午前中にこのようなことができるのは、サラリーマン時代では考えられないことである。自然の中で、いつの間にか癒され、不思議に元気になっていく。

 朝から晩までの一日。五感や体感で感じ、かつての学習や経験で培った知性を通して知覚していく。テレビや新聞からの情報、家族との語らい、音楽や美術などの芸術もある。

 知覚した情報のうち、意識化されるのはどの程度だろうと考えてみる。暗い感情など、日常の中で意識化されないこともあるようだ。心理学など全く疎遠なサラリーマン時代などでは、不快な感情について深く思索することなど皆無であった。

 暗い感情はエリクソンの8つの人格形成論の中では、8つの分類に対応して次の基本的な感情があるようだ。不信感、恥辱・疑惑、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤立感、停滞感、絶望感。

 この章では、8つの基本的な暗い感情を日常の中で意識化し、それにより、より快適な生活に変える知恵について考えていきたい。

 最近一週間を振り返ると、いろいろな感情と出会っていることが判る。

 金融危機などの不安を煽る情報に触れての、自己混乱感、疑惑感。

 普段信頼している人(自分も含め)なのにちょっとしたことで出現した、不信感。

 大切な人を粗末にしてしまったことからくる、罪悪感。

 たいしたこともないのに、ちょっと疎遠になっている人から無視されたような寂しさを味わう、孤立感。

 人前で妙に委縮してしまう原因となった、劣等感。

 身体をはって何かに打ち込むこともなく、ダラダラとした、停滞感。

 不快なこうした感情を、積極的に意識化することで、自分がいつのまにか作った壁を破り、明るい感情に移行できることを、生き甲斐の心理学で学んできた。

 この章(30回)で、暗い感情を知覚・意識化し、明るくすることをじっくり考えてみたい。

<総論1/1>

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