イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

苦難!

2008-11-18 | 第一章「意識と知覚」

 トウゴマは魚に呑まれたヨナ(旧約聖書のヨナ記)の話の中にでてくる。トウゴマの葉はヨナが熱い日射しを避けることができたといわれるだけあり、大きい。

 「ヨナは三日三晩魚の腹の中にいた。ヨナは魚の腹の中から自分の神、主に祈りをささげて、言った。苦難の中で、私が叫ぶと主は答えてくださった。」(ヨナ書2-1~3 新共同訳 日本聖書協会)

 苦難という言葉は、自分が変わればなんとかなるというような次元ではなく、人の生死とか自分ではどうしようもない運命的な響きを感じる。その中で天に向かってヨナは叫んだのだ。

 トウゴマの葉の茎に雨粒が可愛くつらなり、光っていた。

 Aさんのことを思い出す。Aさんの車椅子を都心の六本木で押したことがあった。今その時のこころの動きと感情の流れを思い出すと、自分の成育史からなる心の世界の縮図を垣間見るような気がする。

 Aさんは優しい方で、当時介助を始めたばかりの私を暖かく見守ってくれた。まさに伴走してくれたようである。そのAさんが逝ってしまった。

<劣等感4/4>

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