イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

歴史はお好き?

2008-11-22 | 第一章「意識と知覚」

 無味乾燥な年代を覚えるだけでつまらないと思っていた歴史であったが、高校3年の時に日本史を学んでから、歴史好きに変わった。歴史が大好きで博学のK先生に学んだことが幸いした。

 丁度受験を控えた年であったが、発表授業で7世紀の大化の改新ころの状況を、友人と徹夜で劇を作りテープ録音して発表した記憶がある。そのグループは「蹴鞠の会」と自称し良き仲間となった。今でも当時を振り返ると、とても懐かしい。

 エリクソンでいう、13歳から22歳の忠誠心の時期に、歴史を学ぶことは、アイデンティティ形成にとても重要ではないだろうか。自分とは何か?時間を経た祖先の時代を振り返り、当時の人と向き合うことは、悔いのない人生を送る上で大切である。

 今、私の周りには、歴史好きの人が沢山いる。先日も、同じ清和源氏の末裔だったと、手を握りあった。昨日も、友人と日本の歴史、7世紀ごろを語り合った。この夏からずっと、「生き甲斐の心理学」の仲間の共通テーマ「源氏物語」は藤原氏の物語でもあるが、藤原氏のことを語り合うだけでわくわくする。

 14世紀に、鴨の長明が藤原氏の邸宅が廃屋になってしまったことを記述していたので思い出したが、藤原氏は徳川家より遥かに長期間、政権に影響力を与え続けた。その強力な支配ゆえに、歴史書に影響力を与え(ねじ曲げ)、3世紀、7世紀といった日本の歴史の変局点が謎になっているようである。

 日本とは何か?私たち日本人にとって、重要なアイデンティティ形成の問題であるが、意外にその重要性は一般に語られない。

 藤原氏が実質政権を取る前の時代はどうだったのか?朝鮮半島との関係は?興味は尽きない。縄文時代の東日本中心の世界。朝鮮半島からの大量移民の影響力のもとでの西日本中心の政権。

 こころの深層に流れるものを考える上でも、日本の歴史の勉強は大切なような気がする。

(写真は後鳥羽上皇の大原綾)

<自己混乱感3/4>

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(大国魂神社、境内の大銀杏付近)