急に寒くなり、一挙に冬。そして、クリスマスを待つ季節になった。
先日、大切にしていた方が亡くなり、2週間たった今でも、時折ふと思い出したりする。人との出会い、そして別れ、やはり寂しいものである。その方と接しながら、福祉をはじめ、いろいろ人生について学ばせていただいたものだ。
さて、この夏に熱狂して乱読した、内田樹氏に新刊、「街場の教育論」を知り、早速購入し読みはじめている。
まだ読みはじめのところであるが、教育と米国流ビジネスモデルが実際はなじまないという、私も常ずね思うことが書いてあった。
もう十五年前になるのであろうか、当時勤めていたIT企業の企業研修で受けた、サービス・ビジネスゲームのことを思い出した。
外人が先生で、サービス会社(コンサルタントとかソフトウェアサービスなど、人を資源として運営する会社)を仮想的に3名ずつの受講生でつくり、競争しながら会社を成長させていくゲームである。
わたしと組んだのは、営業のAさんと技術者のBさん。私はマーケティングだったので、役割は自ずと決まった。気の合うメンバーだったことと、高付加価値高収益を目指さず、人気のない低付加価値ビジネスを目指した戦略が良かったのか、圧倒的差をつけて一位となった。
その時はこれからはサービスビジネスだなどと思ったが、ITのサービスビジネスと違って、実際、福祉や社会教育の分野で働いてみると、米国流ビジネスモデルは確かに良い面もあるが、人に深く関わる(生命や生き甲斐など)分野なので、ちょっと無理があるのではと思う。
ここでは、4回、教育をテーマに考えていきたい。
<停滞と教育 1/4>
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