イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ワルキューレ!

2009-04-03 | 第五章「和解と平和」

 柳の新緑が美しい季節になってきた。勿論桜も咲き、本当に良い季節になってきている。

 昨晩は、ヒットラー暗殺計画の、トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」を観た。以前、プロテスタントの神学者で、このワルキューレ作戦に参加し、死刑となったボンへファーの本を読んでいたこともあった。

 恐らく史実にかなり忠実につくられた映画だったのだろうが、第二次世界大戦末期に、このような大規模なクーデター事件があったことを、あらためて認識させていただいた。

 家に帰って、資料を見ると、クーデター失敗後、シュタウフェンベルク大佐等首謀者は銃殺にされたり、残酷な絞首刑執行を受けるが、そのあと大規模な検挙活動、粛清があり、数千人が死刑等の犠牲となったようである。

 ワルキューレ作戦に加わった人には、有名なキリスト教神学者のボンフェファーやカトリックの弁護士ヨーゼフ=ミュラーがいた。死刑・暗殺を当時の出口のない時代背景の中で、どう考えてきたのか、宗教者と裁判員制度の問題も浮かび、考えさせられる。

 映画では、シュタウフェンベルク大佐が処刑されるところが感動的であった。

 ハンガリーの詩人 レミーニックの素晴らしい詩がP・ネメシュギ著「愛と平和」(聖母の騎士社)に載っていた(223ページ)。平和とは何かをワルキューレとともに、考えさせられる。

平和、それは、苦しみが避けがたいと知ること。

死が美しいと知ること。

純粋の愛が、神化だと知ること。

どんな災いが訪れても、かまわない。

平和よ、よく来てくれた。

<平和 5/6>

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