イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こころの盲点!

2009-04-25 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 他人には分からない自分を、自分だけが知っていることは確かである。

 例えば、私のリアルな感情は私にしか判らない。私の五感で感じ知覚した世界も、私にしかわからない。こうした事実もあって、例えば「自分の悩みの回答は、本来自分の中にあるのであって、他人が回答を持っているわけではない。」というような、考えが出てくる。

 さて、現代の心理学を学ぶ中でとても重要な概念がある。フロイトの発見した防衛機制である(20世紀の発見)。これは、こころの不思議な仕組みで、恐らく人間が厳しい現実の中で生き抜くために必要な仕組みなのだろう。

 抑圧、抑制、昇華、合理化、感情転移、置き換え、知性化、退行、逃避、同一化、摂取、投影、反動形成、補償・・

 この仕組みのお陰で明るく生きれる一方(私が今まで健康に生き抜いてこられた仕組みと感謝している。)、ちょっと、問題もある。自分にとって意識できるはずの回答が見えなくなることである。

 これが、自分の生き甲斐だと思ったが、後から考えると、どうも違ったかなと悟ったりする。考えが堂どうめぐりで、出口の方向さえ見つからない。

 そういうことが確実に長い人生のなかである。

 それを、「生き甲斐の心理学」で自分の事例を踏まえつつ学んだことは、宝であった。

 今自分が見つめても見えない盲点が、どこかに存在する。それを、当たり前のこととして、自分の生き甲斐探究の旅を楽しんだらいい。

 いつか時期が到来すれば、回り道かもしれないが必要なことは見えるようになる。

<自分をみつめる 2/4>

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