イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

だんだん見えてくる世界!

2009-04-05 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 ラセンは不思議な形状である。朝顔などの蔓。DNAの形状。螺旋階段。ネジ。コイルなど注意していると意外に頻繁に日常に顔を出してくる。

 長いものが畳み込まれるという性質がある。また、2次元空間では表現できず、3次元という、より高次元で確認されるシンボリックな形状である。

 数学的には X=Acosθ Y=Asinθ Z=Bθ などとエレガントに表現できる。

 コイルというと、高校生時代に学んだフレミングの法則を、私と同様に思い出す方もいらっしゃるかもしれない。電気の流れに直行する力。全く別の次元に力を及ぼすという不思議。

 さて、生き甲斐の心理学を学んでいくなかで、大切な生き甲斐のことを考えてみると、このラセンが重要な意味があるように思えてくる。

 日々の生活の中で、Aという問題に格闘し、いつの間にかAが解決すると、Bという問題が浮上してくる。Bが解決するとCが・・・それが、人生の中で際限なく繰り返されるようである。

 そして、直面する問題は常にあるのだが、年をとってくると、ふと以前見えなかったものが観えるようになったことに気づくことがある。いつの間にか高みに登っていたのだろうなど嬉しくなる。

 これは何なのだろうか。ひとつには、心の健康を保つなど、人間ならではの心の仕組みの存在があるだろう。それが、今まで覆っていたものが、ある日外れて観えてくる。

 フロイトはこの防衛機制を発見したということだが、自分のことを考えると、この防衛機制がかなり日常の中で活躍しているようだ。

 この章では、人生の高みを目指すときに重要な友である、防衛機制について考えを深めていきたい。

<総論 1/1>

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