イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

蝶のように変わる!

2009-04-11 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 幼いころ、両親(自分も住む)の家と祖父母の家の間の庭で、よく遊びました。花壇があり、チューリップや牡丹など、四季おりおりの花が咲き、そして、時折蝶がやってきました。

 モンシロチョウ、アゲハ・・・

 花の歴史は、約1億5千年前に遡るとされていますが、蝶の歴史も生命の40億年の歴史の中では、約2億年位遡れるそうです。

 蝶で、興味のあることは、その美しさや空を飛ぶ不思議さもありますが、完全変態の昆虫であることがあります。

 気味の悪い幼虫から蛹(さなぎ)となり、成虫の蝶になるのです。蛹のレベルでは、今までの身体が分子レベルまで変化すると聴いたことがあります。卵から幼虫、蛹、成虫と変化し死にいたる、蝶の一生を考えると、その変態の過程の意味を思わず考えてしまいます。

 さて、考えてみれば、人間も幼いころから成長していきます。有名なエリクソンの人格形成論を学び、自分の成育史を振り返っていくと、身体は完全変態する蝶と異なり、穏やかな変化かもしれませんが、心の成長、時と共に現れてくる基本的感情などは不思議なものです。こころの世界は蝶のような完全変態があり得るかのようです。

 自分のこころは、意識化できる世界もありますが、無意識の世界もあり、汲めども尽きぬ不思議な謎です。

 自分の堂どうめぐり(人生のいろいろなところで、この堂どうめぐりがでてくるようです)を思索するとき、もう一度エリクソンの人格形成論から、自分を見つめる必要があるようです。

<堂どうめぐり 2/4>

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