イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

お稽古のよろこびと感情のシミュレーション! (旅の意味③ 6/10)

2013-11-24 | 第八章「魂と聖霊」

 私の周りには、お稽古をしている人が多いようだ。しかも、長年の修行を積まれ先生になっている方も多い。

 さて、昨日、知人からのお誘いで近くの書道の発表会に寄らせていただいた。

 書道は、最近になるまで殆ど興味のなかった分野だった。中学生の時に書道の時間があり、下手で興味もなかったこともあり酷い成績をもらった辛い経験もあったりした。

  しかし、どういう訳か家族の者が書道を長年やっていて、その楽しむ姿を眺めたり、昨日のように発表会に誘われたりするように。

 私も最近一種のお稽古に励み始めたこともあるようだ。

 「生き甲斐の心理学」や太極拳・気功も生涯をかけてのお稽古事と見ることもできる。恩師の力量に触れたりして、目指すべきゴールが垣間見え。さらに、学ぶことによる何か発見の喜びもある。それが、書道という違う世界の方と話していても充分通じるのだ。そして、昨日は知人と会話をとても楽しんだ。

 身体の動かし方とか、無意識の問題とか....身体とこころと魂からなる人間のやることなので所詮世界は違っても同じようなところがあるのだろう。

  そういえば、稽古の楽しさとか不思議さという面をロジャースの性格形成論から考えるとハット納得するところがある。特に思考、感情、行動に関する命題は、稽古のプロセスそのものともいえる。

 もう一つ、発見の喜びであるが、これは恩師が発見した喜びを、自分でも発見し身につける喜びのようだ。先生という違う人格の感情を実感するというかシミュレーションする。この人生の楽しみは、人生の様々な局面で貴重なスパイスになる。

旅の意味③  6/10

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東京タワーにひとり遠足!(旅の意味 ③5/10)

2013-11-23 | 第八章「魂と聖霊」

 東京タワー周辺は、仕事等で何回来たか判らないくらい立ち寄った場所である。しかし、芝公園や増上寺も含めて、のんびりと時間をかけ味わったり、子供のころと違う東京タワーの楽しみ方をしたことはなかった。

 体験とは不思議なものである。自分から自由意思の中で発見学習的に現場に出かけて、そこで何かを掴まない限り、その場所は身につかず、通りすがりの人のようである。

 多分、東京タワー周辺はそうした場所であった。

 そして、昨日、中沢新一氏のアースダイバーに触発されて、約半日かけて東京タワー周辺を探索した。

 東京タワー周辺は、知る人ぞ知る実に多層的で宗教的な奥の深い場所なのである。

 5000年前ごろの縄文時代は、日本には30万人くらい住んでいたというが、当時は間氷期で今よりもっと、海水が上昇していて、東京都心はまるでフィヨルドのようであったようだ。

 その中で海の近くに、東京タワー周辺は岬となっていたようだ。詳しくは次のアースダイバーMapを参照されると、現代のマップの上に縄文時代のマップを重ねてみられ、また素晴らしい調査データも重ねて有り感動します。

http://e.mapping.jp/dive.html

 増上寺は上野の寛永寺と並び徳川将軍家の墓所として有名であるが、浄土宗の七大本山の一つ。大門から増上寺に向かい、美しい門をくぐり大殿で阿弥陀如来像を拝観し安国殿で御朱印を頂いた。

 貴重な国宝の数々は第二次世界大戦でほとんど消失してしまったが、参拝者やお坊さんと会話すると、何か息づいている信仰の世界を感じさせていただけた。

 次に、増上寺のとなりの芝公園に。ここには何と芝丸山古墳という前方後円墳がある。4-5世紀のころの古墳といわれるが立派な古墳(稲荷神社もある)。この地を訪れる人は実に少ないが東京タワーとセットで訪れると良いと思う。

   

そして、東京タワーへ。

 東京タワーは1958年にでき今に至っているが、東京スカイタワーができて、訪れる人は少なくなったようであるが、820円で大展望台まで行ける。そして、昨日は快晴の夕方時であったので、素晴らしい夕日も見ることができた。夕日が隠れるころに、突然西の山の稜線がくっきり見え、美しい冨士山の影まで見え感動した。

    

 

 東京タワーの特別展望台から上部は、Wikipediaによると朝鮮戦争で破壊された米軍の戦車の鋼鉄が使われたようだ。朝鮮戦争の実態は、日本では殆ど知られていないが、400万人~500万人がなくなったとされ、落とされた米軍の爆弾総量は日本のそれの3.7倍と言われる悲惨な戦争である。

 戦後の日本の象徴とも言われる東京タワー。タワーそのものも何か象徴的だが、周りには神社・仏閣・教会が実に多い。夕暮れどきに、タワーを降り、平和を祈りつつ一人遠足を終えた。

旅の意味③ 5/10

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身に付いた思考は強い!(旅の意味③ 4/10)

2013-11-22 | 第八章「魂と聖霊」

 今日は11月22日。いい夫婦の日だという。日本のいい夫婦。いろいろあると思うが、古代の天武天皇・持統天皇のことを今朝は思い浮かべた。壬申の乱のときに戦友であったご夫婦だが、中でも、女帝の持統天皇のことを思いめぐらした

 来週行く伊勢神宮。第一回式年遷宮は持統天皇が行ったことに象徴されるように、その当時の影響は様々な面で現代にまで及んでいる。

 たまたま、読んでいた歴史読本6月号に、「歴史のなかの伊勢神宮と出雲大社」という、新谷尚紀氏の論文があったが、その中に持統天皇の万葉集の歌が紹介されていた。

 北山(向南山)に たなびく雲の 青雲の 星離(さか)り行き 月を離りて 

 このブログでも何回かとりあげたが、この歌は天武天皇が崩御されたときの哀歌。

 この歌に出てくる北山は天智天皇の御陵ではという説(斎藤茂吉)があるとのこと。さらに、青雲は天武天皇を象徴していると思われるが、東の方角に向かうイメージが込められているのではと思ってしまう。

 持統天皇は天武天皇が崩御されてから、藤原不比等に接近するが、藤原不比等も天智天皇の子供であったという説もある。それを仮定すると、この歌がますますがイキイキとしてくる。持統天皇が夫の死に際し、何を決意したのだろう。

 因みに天武天皇の御陵は藤原京の真南にあるのだが、その位置は東経135度48分28秒で、この線上に天智天皇(天武天皇の弟、持統天皇の父)の山科御陵がある。

 そして、太陽信仰は東西の線が大切なのだが、天武天皇の御陵(北緯34度28分7.5秒の真東に伊勢神宮(内宮 北緯34度27分18.00秒 外宮 北緯34度29分14.05秒)が位置する。当時の天文学等の技術にも驚くが、古代の太陽信仰に対する熱い想いにも驚嘆する。この東西の線は春分、秋分のときに太陽の通る道でもある。

  持統天皇が、この哀歌を歌い、その後、極めて不安定な政権運営から藤原不比等と接近し律令制度を完成させていく。その中には甥の大津皇子を排したり、様々な辛いこともあっただろうがくじけなかった。持統天皇は、当時としては高齢の57歳のときに持統天皇は崩御される。そして、天武天皇と同じ御陵に合葬された。

  日本の律令国家の思想は持統天皇の崩御されたあとも受け継がれ、今年は62回目の式年遷宮となる。ロジャースではないが、身に付いた思考や思想は(借り物ではなく実感をともなった)賛否両論はあるにせよ本当に強いと思う。

旅の意味③ 4/10

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取乱し楽しいはずの・・・を避ける!(旅の意味③ 3/10)

2013-11-21 | 第八章「魂と聖霊」

 情動の問題は、ポジティブだけでなくネガティブに働くことがある。楽しいはずの旅行が、ちょとした行き違いから、悲惨な結果になったりする。もう死語だが成田離婚とか・・・

  私も、幼い頃からたくさんの旅をしたが、時には、残念な思い出もある。

  取り乱す問題。これを解決するためには、「生き甲斐の心理学」、臨床心理学的知見が実はとても役に立つのである。

 いろいろあるが、まずは自分の傾向を知ることからはじめるのが良いようだ。 本来よく判らない他人をうんぬんする前に、まず自分。

 どういう感情に支配されると取り乱しやすいのか、一つ感情を取り上げてみよう。そして、取り乱しはじめると、どういう行動や思考になりがちか、研究すると何かが見えてくる。生育史から出てくる感情の傾向は、とても参考になる。

  傾向を掴むと、それだけで随分違う。人には、それぞれ身体があり、生育史がある。それを大事にしつつ思索を深めれば誰にも判らない自分だけ判る解決方法に。生き甲斐の心理学をかなり研究すれば、傾向を変えたりできる可能性もあるが、そこまでしなくても予防的な行動ができることは大きい。

 町田の薬師池公園には、カワセミ観察のスポットがある。カワセミの傾向を知っているウオッチャーは紅葉を背景にカワセミが撮れるようになるという。私はそこまでいかなかったが、カワセミが撮れたので大満足だ。

旅の意味③ 3/10

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伊勢の旅に燃えはじめる!(旅の意味 ③2/10)

2013-11-20 | 第八章「魂と聖霊」

 来週、伊勢神宮にいく。

 実は今年二回目の伊勢神宮なのだが、今回は前回と比べもう少し時間をかけて、別宮等を回れる余裕がある。さらに、今年の夏に行った、天武天皇・持統天皇にゆかりの地でもある。遷宮は、持統天皇の時から始まった。

 私にとって、大きな「意味」のある旅。ライフワークの一つになりつつある、生き甲斐の心理学や比較宗教学の勉強にも繋がり、自分の祖先とも繋がっていく。

 さて、ロジャースの19の命題の6番目に、情動の説明があり、その中に「情動の強さは、有機体の維持と強化に対する意味についての知覚と結びついている。」とある。

 いろいろ屁理屈?をつけてしまいがちだが、つまり私は大きな意味を感じ、今燃えているのである。

 つい先までは、源頼朝や北条政子にこったり、出光佐三さんの小説にこったりしていたが、今は小休止。そして、昨晩は「歴史読本 伊勢神宮と出雲大社の謎」を購入して読み始め、別宮のどこに行くかネットで探索しはじめる。あるいは、壬申の乱の足跡でもある桑名郡家の天武天皇社にも寄ろうかなど妄想は膨らむ。

 伊勢詣は、江戸時代になり街道が整備されてから、随分活発になったそうである。たまたま手元に国分寺市教育委員会の発行の国分寺のあゆみという資料があるが、1751~1870年の市内の手形の調査から、当時の市民がどこに旅行をしたかの調査をしたところ。268人中117人が伊勢詣ということで特筆している。

 当時は、今より旅はお金がかかり、危険も多かったので、かなり燃えていなければ(情動がなけれ)できない旅であるが、逆にいうと大きな意味を感じて旅に出たのだろう。

 人は身体とこころ(生育史)と魂からなるという学説を信じると、当時の人も自分を大切にして、燃えたのだろう。

 何かに燃える!これは大事なことである。これはポジティブな燃え方かもしれないが、逆にネガティブな燃え方もある。自分の事例を勉強し燃え方?を学んで行けばとても素晴らしい知恵に繋がると思う。 

旅の意味③ 2/10

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