田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

バザー 掛け声で早くも午前中に7割を売る

2009年11月07日 | 日記
11月7日(土)快晴  暖かい一日

8時に町の福祉センターに集まった。
今日は社会福祉協議会主催のバザーがありボランティア売り子として20数名が集まった。
開店は9時、8時半には揃いのオレンジ色のジャンパーを着て会場で開会式が行われた。
この町の社協・会長を町長が務めるという今では少ない方式だろう。
小さな町行政の良い面だと思うが町民の目線で物を見る町長の在り方なのだろう。
開会式は社協事務局の進行で会長=町長の挨拶で始まった。


開店10分前に表のドアを見ると大勢の人が列をなしていた。
俺の持ち場は貴金属の売り子兼レジ係、町議会議員のMさんと担当した。
5分前に早めに開店すると一気に人がなだれ込み・・・・
貴金属売り場は黒山の人となった・・・・・
時計を探す人アクセサリーにこだわる人、老眼鏡を片っ端から目に合わせる人。
間口の狭いブースは大慌て、急きょ 臨時の見計らい台を作りそこでメガネを見てもらった。
大型家具としては本箱とテーブルどちらも木製の立派なもので目ざとい友人Tさんが二つとも購入してくれた。
開店直後の喧騒が納まったころ友人H氏が時計を買い上げてくれた。
奥様用とご自身のものだと云うが彼は高級時計を沢山持っている身でありながら、何気なく社協への寄付とする姿勢が美しい。

衣料品の方を見ると今年は出足が悪い・・・・・
安けりゃ売れると云う時代ではなく必要なものしか買わないと云う賢い人が多くなったようだ。


午後になると急に客足が止まり閑古鳥状態となった。
尤もスタッフが昼食を交代で撮るのだから好都合なのは有りがたい。
2時ころになると徐々に客が増えてきたがレジに並ぶ姿は見えない。
ベテラン主婦に聞くと3時過ぎからタイムサービスがあるので其れまで商品の品定めをしているのだと云う。
俺の売り場でも残っているのは電子レンジ、トースター、風呂のジェットバス機、老人車、チャイルドシート、炬燵・・・
可なりの商品が余っているので、積極的に声を架け値引き交渉をしながら売りさばいた。
貴金属も衝動買いをするように仕向けて語りかけ目ぼしいものは大かた売りさばいた。
最後に残った大型が商品はベビーカーとチャイルドシートだけとなった。

衣料品も大きな袋詰め放題千円で売り出しをし、閉店間際はその袋も500円と半額に下げた。
しかし、売れ筋の衣料品以外のものが多く残ってしまったのは仕方がないのだろう。
スタッフが片付け始めて経て閉店時間になった。


このバザーは23回目で延々とつづいてきたものだ。
近年は売り上げも三十万円を濾すこともないと云うが・・・
町の人が持ち寄ったものを町民のボランティアが値を着けて売る、そして、その売り上げが再び町民の福祉に還元される。
ボランティア通じて多くの人と知り合い、新たな付き合いが始まる。
小さな町の大きな人づきあいが楽しい。
コメント
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