田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

冷たい空気を一層増す 訃報

2009年11月18日 | 日記
11月18日(水) 雲が多く 冷たい風 僅かな陽ざし 寂しさを感じる

朝陽が射さない夜明け 浅間山は全容を見せないが冬の姿に変わっている。
昨日の里の雨が山では雪となって来たから東を取り巻く山々が白く変化している。
浅間山も中腹まで白く雪化粧を施しているが、北からの千切れた雪雲が勢いよく流れている。


外に出ると風が冷たい・・・・
昨夜も遅くまで外の鉢を洗い家の中に取り込む作業をしていた。
外の寒さはペアガラスで遮断され室内は暖かい。
鉢植えを家の中に入れることを前提に床に石を張った部分はこの季節から来年春まで鉢に植えられた草花に占領される。
この鉢の管理は全てMがやることになっていて、気安く手を出しては怒られるのだ。
12月になればシンビジュームの花芽が顔を出し真冬の花のない季節をカバーしてくれる。
しかし、唯一気になるのは愛息Salaが鉢植えに興味を持つことになっている。
若し、彼が鉢植えの土をいじったり花をなめたりすると結果は俺の管理責任にかかってくる。
ひと冬の無事を願っての毎朝の鉢植え点検は俺も心を許してはならない。


先週から家の周りの木部に紫外線から劣化を防ぐ塗料を塗ってもらっていた。
9年目となる家も東の面は山からの強い風雨にさらされていたのが綺麗になった。
この先10年くらいは風化を恐れることなく安心していられるのが嬉しい。
塗装会社の人が最終的にチェックをして全てが今日終わった。

美しく再生された外観ながら、予想していたよりも早い訃報が届いた。
女学生のころから世界の人と友達になりたいと云っていたと云う・・・
其れを全うし昭和初期の津田塾大に学び、戦後は個人の生活はもとより、公的な場面で国際交流を果たしてきた人だ。
悲しみと云うか明治・大正・昭和そして、平成を生きた崇高な人生を全うしたことに敬意を表したい。

夕方の浅間山は僅かな陽ざしをあびて雪雲を掻い潜って姿を現した。
コメント (2)
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