田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

第28回 佐久地区 ボランティア研究集会

2009年11月28日 | 日記
11月28日(土) 夜半に雨  雲は多いが晴れ  暖かな一日

夜中に雨の音で目が覚めたが同時にYさんに連絡をすることを忘れていたことを思い出した。
パジャマのまま起きだしてPCでメールを打ったが寒くはない。
明日も暖かいのかと思いながら再び寝室へ戻った。
時間を見るのを忘れたがそれからひと眠りして目が覚めると浅間は雲海と雲の間から僅かに朝陽をあびていた。
頂上からなだらかな稜線に沿って噴煙が転げるように落ちていくところに太陽の光がスポットライトのようだ。
こう云う景色を見るとワクワクして元気が出てくるのが不思議だ。


今朝はM共々8時15分役場に集合して佐久穂町の生涯学習館「花の里・茂来館」へ行くことになっている。
佐久ブロック社会福祉協議会主催のボランティア研究集会が開かれ立科町からは10名が行くことになっている。
集合時間の5分前に着いたが、誰もいない・・・・
車から降りて社協の玄関へ行くと職員のFさんとNさんがいた。
雨でなくて良かった・・・とか、暖かいのがよいとか・・・皆が来るのを待っている間の会話をしていたが5分が過ぎても誰も現れない。
俺が今日は皆遅いですね・・・と云うと・・・
Fさんは「4人です」と云う。
俺は「一昨日の会議で10名と聞いた・・・」と云うと
Fさんは「10名が参加人員の枠です。皆さん来ていただけないんですよね」と云う。
驚いた!! 俺も今日は“こめっこエコ体験学級”の最終日で終了式もあり蕎麦打ちの収穫祭なのに・・・・
仕方なく俺ら夫婦と社協の職員2人で車に乗った。


会場までは約一時間で到着、佐久穂町は2年前に地域のデマンドバスの視察と図書館の見学で来たこともある。
会場となっている茂来館は建物内に図書館やホールもある大きな施設になっている。
玄関には立て看板が掲げられ佐久地域の2市6町3村の集まりで当番制で会場を移動していると云う。
今日の参加者は約100名となっているが圧倒的に女性が多いのはこの世の常のようだ。


会式の後は今日の研究集会の説明があり、テーマが『災害から地域を守る種をまこう』となっている。
この地域の大きな災害は1783年浅間山の天明の大爆発と千曲川の大反乱寛保2年1742年に起きた洪水≪戌の満水≫と云われている。
現代には災害がないと云われている地域なので災害に備える心は少ないように思う。
そう云う中で炊出し訓練と云うよりも実習をして昼飯を作ることになっている。
スクリーンに大きく写しだされたオムスビの作り方・・・・
飯の時間には少々早いようにも感じた。


11時からは講演があり講師は長野県赤十字救護隊の隊長福島朝雄さんが演壇にたった。
消防署の所長を経歴にもつ実践派の話は現実味をもっていて聞きごたえがあった。
災害ボランティアに行くには全てを本人の責任で顎足マクラは自分で用意するものだという。
1時間の講演時間内を手際よく話をまとめられたのは素晴らしかった。


昼食は午後の4つの講座に分かれて摂ることになったが、ラップで包んだ炊出しおにぎりに豚汁の簡単なものだった。
これだと大勢の食事を用意する必要もなく余るものも少ないので良いアイディアだろう。
しかし、実際の大気出し訓練をするにはハイゼックス袋を使った米から炊く非常食作りの方が講座的には意味があるだろう。
食事の後はAEDの講習会、昔の言葉で人工呼吸を今では胸骨圧迫と云うそうだ。
心臓マッサージと云うと肩を揉むように胸を揉む人がいるので胸骨圧迫に変えたと云う。
AFDは日本語では≪AあってEいーな D電気ショック≫と云うそうだ・
これは何回も講習を受けているのだが、イザやってみるとシドロモドロトなるから不思議だ。


2時半に一日の研究集会が終わることになるが、全てが終わって会場を出たのは3時近くなっていた。
集会の企画から講座のプログラム、南佐久の町村の役員さんが準備をしっかりとして戴いた印象が濃かった。
大きな施設があるから楽なのだが、この施設は普段どの程度の人が活用しているのだろうか?
立科町人口の差は対して変わらないと思うが・・・・・
簡素な立科の箱物政策は堅実だが・・・・・
そんな想いを馳せながら帰路の一時間は早いように感じた。


お疲れさまでした。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする