田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

アオジ 目を合わせての生還 嬉しい

2009年11月21日 | 日記
11月21日(土) 晴れ  風が冷たい  北からのちぎれ雲が流れる

午前中はMの友人で町内に一人で住む高齢な女性の訪問があった。
手作りのクッキーと蝦薯の調理したものと土の着いたものを携えての来訪、毎年この時期に訪ねてくれる。
彼女は81才になったと云いながら話題はボランティアのことや趣味の話で積極的に社会参加をしている。
昼過ぎになって帰られるときには慎重に車の方向転換をしているのを見て安心した。

昼下がりのリビングから見えるススキがすっかり穂を開き更にその銀色の綿毛を風に乗せている。
種でも含んでいるのだろうか・・・・
順番が決まっているわけではないだろうが上からも下からも跳びだす。
見ていると余暇から来た風にはのることはないが下から吹きあげる風には僅かな動きにも見逃さないのがすごい。


3時を過ぎたころリビングで郵送する資料を封筒に詰めているとガラスに何か当たる音がした。
コトッと音がしたので直ぐに見に行くと小さな小鳥がコンクリートの上にいた。
アオジ?それともカシラダカ??上から見るとホオジロのような羽の模様が見えた。
目をパチパチしながら瞼を閉じては開けるまで時間がかかっている。
大丈夫だろうか・・・・ 
見ていてもなかなか目があかないが口をパクパク開けて“イッテぇ~”を連発しているように見える。


少し経つと目が開いてしっかりした眼差しとなったが、体はまだ動かさない。
この鳥は今まで近くでは見たことがないが・・・・・
パソコンを開き野鳥と検索していると急に身体の向きを変えた・・・・
それと同時にしゃがみこんだ・・・・目が回っているのだろうか?
再び向きを変えたが今度は目を開いたまましっかり何かを感じている様子だ。


ガラス戸を開けて覗きこむと首を左・右とゆっくり試しているように廻している。
少しだけ下を向いていたがやがて首を上げた時に俺と目線が合った。
可愛い目をしている・・・・こうなれば無事に飛び立ってくれるだろう・・・・


そう思っていると一旦腰を落としてから低い角度で跳びだした。
近くの木には止まらずに真っ直ぐに集会所の方にしっかりした羽ばたきで飛んでいた。
暗くなる前に無事に飛び立ってくれて良かった。
今年はガラス戸にぶつかった鳥はコゲラ(生還)ハト(生還)そしてこのアオジが生還した。
しかし、アオゲラが死んでしまったのは申し訳ない気がする。

封筒詰をした資料を送らなければならないが明日は日曜日なのでクロネコのメール便で出すことにした。
何れも町内の21件分を託し、残るものは明日の会合で合える人の分は直に渡すことにした。

出かけ際に東の窓を見るとちょうど浅間山に噴煙に夕日が当たっていた。
黒い雲は日本海側で雪を降らせた残りなのだろう。
コメント (2)
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