田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

雪の舞う正月 明日から始動

2010年01月03日 | 日記
く1月3日(日) 曇り   雪    遅めの午後に青空が広がる

信州に雪が降るのは当たり前・・・・・・
そう思うのだが温暖化でもあり正月と云うこともあって、出かけることもなく外を眺めるには嬉しい限りだ。
朝には重たい雲に追われていたが直ぐに白いものが舞い始め、やがて本格的な雪景色となった。

夏の終わりには白い小さな花を沢山つけた孔雀草も枯れ枝を切ることを忘れていたが・・・・
怪我の功名とでも云うのか“枯れ木に花”ならぬ雪が美しさを見せてくれる。
ベニシジミやヒョウモンチョウが盛んに蜜を水に来ていたことが昨日のように思える。


山裾の集落としても珍しくたっぷりの雪が降った姿を見せている。
道普請でカーブを描いた道の脇の土砂も農道も雪化粧をすると見違えるような姿を見せてくれる。


昼過ぎに新雪のなか宅配便の車が坂を登り小さな包みを届けに来てくれた。
我が家までは雪が降ると登り坂に躊躇するドライバーが多いが・・・・・
雪が止んでからでも良いと思うのだが・・・・それは怠惰な俺が思うことことなのだろう。


Мは3時過ぎに明日の新年会の準備があるとかで出かけて行ったが・・・
止んだ雪も雲が割れ青空が広がりだすと西からの強い光線が届き始めた。
集落の南東の奥にある胡桃の樹が太陽に照らされて美しさを見せている。
モノトーンの世界に一葉をも着けない樹が急に賑やかに見えるのが不思議だ。


東から集落に入る道は既に轍で二本の黒い線が描かれている。
その道沿いの茅葺の屋根には西陽のスポットライトがくっきりとキャンパスのように樹影を描いている。
観てる間にずんずんと樹影が右に移動しやがては暗い雪色に化した。


浅間山を覆っていた黒い雲も僅かに押しやられ山の全容を見せ始めた。
ほんの僅かな時間しか残されていないが、郷は既に陽は通り過ぎて浅間山麓を照らしている。


僅かな時間・・・数分だけ眼を剃らしていたのだが既に東の山々にも陽は通り過ぎてしまった。
まるで淡紅色に染められたホリゾントに映し出された幻燈のようなモノトーンの浅間が見えた。


明日への準備・・・夜の帳に消える瞬間なのだろう。

コメント (2)
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