1月17日(日) 晴れ 風もない暖かな一日
朝飯を終える頃にリビングの床に貼った石板も温まり、其れを心得ている愛息Salaは横になる。
夏には身体が熱くなるとこの石の上に腹ばいになって身体を冷やすことも誰に教えられることもなく習得しているのだ。
このような姿の時は窓の外に猫が来ても気がつかず・・・何を感じるのか頭を持ち上げて見回すだけで再び日向ぼっこに興ずる。
ストーブの薪はこびを終えて掃除をするときに雪を使う。
この時期には土埃のようなゴミが沢山出るが雪をまぶして箒を使うと誇りが舞い上がらないのがよい。
一仕事を終えて久しぶりに裏山へ登ってみた。
朝のTVでも阪神淡路震災が15年も経ったことを報じていたが、災害に遭われた方からすれば昨日のように思い出されるのだろう。
もしも、この町が大きな地震に襲われたら・・・・防災訓練を重ねながら毎回新しい発見をしている。
食料と水には不自由しないと云っているが・・水は寸断されてしまうのだろう。
そんなことを思いながら裏山の頂まで来ると道が二手に分かれる。
人差し指を口に入れてから縦てみるが風がない・・・
風に任せて道を選ぶと言うことも不可能な今、どちらかを選ぶとなれば左は確実に雪がある道だ・・・
雪がない陽当たりのよう道を選んで歩き出したが・・・
唐松と赤松が繁る山を通り越すと底は一面雪に覆われていた。
長靴を履いて来なかったのでゆっくりと膝を高く上げながら歩く。
昼前だと云うのに雪は氷のように堅くなっていて歩くとガサガサと音をたてる。
道には獣の足跡が無数にあり動物たちの天国となっていおるようだ。
森を抜けると開けたところにでるが、南東は上州の山々が碧く広がっているのが見えた。
中でも中央にある荒船山は大きなタンカーのように見える山だ。
上州が見える南東方面の反対側は鬱蒼とした雑木に被われている。
少しだけ向きを変えて西の峰に向かう崖には鹿の集団が上り下りする獣道になっているようだ。
中には横幅の広い蹄のはカモシカの足跡だろう。
彼らは畑のホウレン草や野沢菜の残り葉は全て食い尽くし今は山の笹の芽を餌としているのだろう。
再び谷側が開けてきたがここは夏には畑として使っていたところだ。
あまりにも鹿の食害が多いので耕作を去年からやめたと云う。
雪の上には獣足跡が縦横斜めと都会のスクランブル交差点並になっている。
住職が亡くなられたという寺の屋根越しに浅間が噴煙をなびかせているのが見えた。
青空に雪を頂く浅間山はやはり噴煙があると躍動感を感じさせてくれる。
一回りして我が家へ戻る道に来ると南西の空には絹雲が広がっていた。
明日も晴れるのだろうか・・・・・
家に戻って見ると2時間も歩いてしまったようだ。
朝飯を終える頃にリビングの床に貼った石板も温まり、其れを心得ている愛息Salaは横になる。
夏には身体が熱くなるとこの石の上に腹ばいになって身体を冷やすことも誰に教えられることもなく習得しているのだ。
このような姿の時は窓の外に猫が来ても気がつかず・・・何を感じるのか頭を持ち上げて見回すだけで再び日向ぼっこに興ずる。
ストーブの薪はこびを終えて掃除をするときに雪を使う。
この時期には土埃のようなゴミが沢山出るが雪をまぶして箒を使うと誇りが舞い上がらないのがよい。
一仕事を終えて久しぶりに裏山へ登ってみた。
朝のTVでも阪神淡路震災が15年も経ったことを報じていたが、災害に遭われた方からすれば昨日のように思い出されるのだろう。
もしも、この町が大きな地震に襲われたら・・・・防災訓練を重ねながら毎回新しい発見をしている。
食料と水には不自由しないと云っているが・・水は寸断されてしまうのだろう。
そんなことを思いながら裏山の頂まで来ると道が二手に分かれる。
人差し指を口に入れてから縦てみるが風がない・・・
風に任せて道を選ぶと言うことも不可能な今、どちらかを選ぶとなれば左は確実に雪がある道だ・・・
雪がない陽当たりのよう道を選んで歩き出したが・・・
唐松と赤松が繁る山を通り越すと底は一面雪に覆われていた。
長靴を履いて来なかったのでゆっくりと膝を高く上げながら歩く。
昼前だと云うのに雪は氷のように堅くなっていて歩くとガサガサと音をたてる。
道には獣の足跡が無数にあり動物たちの天国となっていおるようだ。
森を抜けると開けたところにでるが、南東は上州の山々が碧く広がっているのが見えた。
中でも中央にある荒船山は大きなタンカーのように見える山だ。
上州が見える南東方面の反対側は鬱蒼とした雑木に被われている。
少しだけ向きを変えて西の峰に向かう崖には鹿の集団が上り下りする獣道になっているようだ。
中には横幅の広い蹄のはカモシカの足跡だろう。
彼らは畑のホウレン草や野沢菜の残り葉は全て食い尽くし今は山の笹の芽を餌としているのだろう。
再び谷側が開けてきたがここは夏には畑として使っていたところだ。
あまりにも鹿の食害が多いので耕作を去年からやめたと云う。
雪の上には獣足跡が縦横斜めと都会のスクランブル交差点並になっている。
住職が亡くなられたという寺の屋根越しに浅間が噴煙をなびかせているのが見えた。
青空に雪を頂く浅間山はやはり噴煙があると躍動感を感じさせてくれる。
一回りして我が家へ戻る道に来ると南西の空には絹雲が広がっていた。
明日も晴れるのだろうか・・・・・
家に戻って見ると2時間も歩いてしまったようだ。