田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

鳥追いと云うどんど焼 食技伝承の仕掛けに ◎

2010年01月09日 | 日記
1月9日(土)快晴  風もなく穏やか 

早朝から青竹を組み上げ〆縄や神棚のお札、墨で両目を黒くしたダルマ、そして書き初めも中につるされた。
集落の新年の行事≪鳥追い・どんど焼≫が始まった。


この時期に雪が無いと少々物足りないが、今年は充分に景色と気分を盛りたててくれている。
「大内道龍の子広場」集落の公園も行事を重ねるごと風格さえ感じさせるようになった。


集会所では僅かな時間差をもって、集落の21年度の企画『食技ルネッサンス』蕎麦打ちを始めていた。
老いも若きも昔食を改めて認識しようと云う試みも、今回が総締めくくりとなった。
どんどのまゆ玉をホウバリながら・・・蕎麦打ち会場になだれ込んだガキどもも手を出し足を出す。


門前の小僧習わぬ蕎麦を切る!!ではないが、彼らも既に4回の蕎麦打ちを体験していると
俺もできる・・・と包丁を手に・・・・


蕎麦も切り上げたあとは茹でる作業に入るが、タモの用意がない・・・・
そこは知恵と技で在るものを応用しての裏技を披露・・・


今日の蕎麦は全て集落内でとれたものと限定しての地域特産『葱蕎麦』となりました。
葱は長いまま焦げるまで焼き上げて香ばしさをそのまま蕎麦の上に・・・・
そこへ熱々の昆布出汁のかけ汁をたっぷりと注ぐ・・・


美味い・旨いの大向こうからの掛け声に子どもたちも、葱の甘さを感じ取ったようです。
葱嫌いの子どももこの冬の葱の甘さと、粉から麺に変化した過程を忘れることが無いことでしょう。


集落の地産地消・旬産旬消も当たり前の生活となったことが嬉しい。
平和な集落を包むような夕景の紅が浅間山も染めていた。

≪食技ルネッサンス≫・・・・
来年度は豆腐を作ろう!!の声がかかりました。。
コメント (4)
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