田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

満月は蒼の世界に ふわっふわ を感じた

2010年01月30日 | 日記
1月30日(土) 快晴  暖かい陽ざし 風もない 穏やかさが不思議だ

町の交流促進センターで味噌作りをやると云ってМが慌ただしく家をでた。
寒さを全く感じない春のような陽気に味噌づくりとは少々季節感がない。
出がけに福寿草の花が沢山咲いていると云い残して走り去った。
ちょうど生ごみをコンポストに入れるのでカメラを持っていった。
23日は一つだけ花を開きかけていたが、今日は沢山の花が陽の光を反射させていた。
明るい陽ざしを受けて花弁を反り返らせるくらいに広げてシベまでも開いていた。
だいぶ長い間観察していたが虫が寄ってこないのが少々気になるところだ。



北側のロックガーデンを見行くとハーブは冬の寒さが通り越したと思っているのか?
正月には針金のような冷たい銀色を鈍く光らせていたが、今は銀色に緑を下から映し出しているように見える。
触ってみるとエキゾチックな香りが漂い、俺は直ぐにあのチョコレートを反射的に思い出した。
       

大きな石をまたぎながら少し離れたところにあるジャコウソウを見行く。
全体には既に枯れているが葉が多いが群れからランナーを伸ばしている新しい葉は元気だ。
春には明るい緑で夏には深い緑になるが、今はしっかりと紅葉しているのが美しい。
春には新しい場所に値を張ろうと云う元気のある姿が愛おしい。
       

梅雨時には雨に打たれながら可憐な花を垂直にたてた軸の先につける雪ノ下・・・
この花も次々に新しい場所を開拓して値を張っていく。
新芽に着いた葉は雪に枯れずに紅葉した姿を見せてくれた。


西側の畑の外れにあるコブシを見に行くと蕾?の外皮がユキヤナギのようになっていた。
春一番で白い花を見せてくれるのももうすぐだろう。
花も蒼空が似合うが綿毛に包まれたような蕾も蒼い空に似合う。
まだまだ先の話だが立春はもうすぐ其処に来ている。
       

昨日は十四夜の白い月を観て戴いたが・・・・
続いて今日は十五夜が昇って来るのを待った。
橙色の頭を僅かに蒼い景色の中に見せたのは、予想した時間どうりに昇ってきた。
大気全体を青から漆黒の世界へ秒単位で進んでいる。


十五夜が全容を見せると大気が揺らいでいるの見えた。
月の周りが急にぼやけ始めている・・・・僅かに浅間山の噴煙が二筋流れているのが見えた。
隣の集落は既に夜の帳に吸いこまれている。
       

毎月の行事ながら“満月”には神々しさを感じる。
月を目で追っていると・・夜型の俺に親近感を寄せてくれているように思えるのだが・・・
俺の思い過ぎなのだろうか ・・・
コメント (2)
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