田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

ランプと云う名 キツネとも思えない挨拶をしてくれた

2010年07月02日 | 日記
7月2日(水) 曇り  晴れ   昼からは 雷雨   

昨夜は夜半から再び激しい雷雨があり、朝は晴れると期待したが・・・・・
曇り空ながらボンヤリした朝陽が雲間から覗いたので散歩にでた。
何時もの裏山の道を歩き出し開けたところでまで来ると、見えていた浅間山は急に霧に閉ざされた。
霧と云っても遠くから見えていれば上空の雲が降りてくるように縦の縞状の霧が流れ出している。


霧の中をおのまま歩くと上着の胸や肩に細かい水滴が着き、足下は長靴だが膝上まで湿り気を感じた。
集落のある右手から風が吹き上げるようにきて急に視界が開けると、散歩道の正面からキツネが歩いてくる。
彼はこちらに気がついていないようだ・・・・
俺もカメラを構えながらゆっくりと進むと彼は立ち止まりオスワリをした。
今までも日の出時刻に縄張りを巡回しているキツネだろうか?


彼の邪魔をしてはいけないと俺は、経過観察中の花をカメラに納めた。
ブログ友のnorkoさんから教えていただいたコバギボシの花と言うことで・・・・
庭に咲くギボシとは花の付き方が違うようなので経過観察をしている。
        

シャッターを押して直ぐに彼の方を見ると姿勢を低くして歩いている。
一歩二歩前足が交差したところで彼は止まった。



まるでダルマサンコロガシのように俺が下を向くと彼は歩く・・・・
この道は夏の野草が先出し、中でもホタルブクロが多い。
彼らの夜巡わりの提灯になるのかは定かでないが・・・・



姿勢を低くして花に向かいシャッターを押していると、太い声でギャンとワンの間の声で二度吠えた。
驚かさないようにゆっくりと腰を上げると彼は再びGywhanGywhanとハスキーな声で、しかも大きな口を開けて吠えた。
口開着方が大きく愛息Salaの口と同じぐらいの角度が開くようだ。
俺の姿が見えないことに心配して叫んでくれたのだろうと思うと親近感を感じる。
若しや、人の姿に変身しているとでも思って声を掛けてくれたのだろう?


彼の親しみやすい姿からこの道に咲く“キバナヤマオダマキ”に似ている。
この散歩道にはこの花が多いことから「ランプの散歩道」呼ぶことにしているが
彼の名を“ランプ”としたい。
山の中の獣に親しみを持つのはよいが、名前まで付けるのはオカシイという声がかかりそうだが・・・・
      

そんなこと思いながら顔を上げると今度は“ランプ”が身を低くして草で姿が見えない。
よく見ると耳だけが見えているが・・・・


一瞬の間を置いて彼は座り直しこちらを見ると直ぐに右手の方を気にしている。
今は子育て子がいる巣の方が気になるのだろうか?
近い日に子を連れて巡回するときに出くわすかも知れない。
何匹の子ランプと逢えるのだろう。


午後からの雷雨が再び降り出した。
日中は佐久、望月、東御市と所用で一回りをしたが・・・・
19時からは社会福祉協議会広報紙の編集会議がある。
雷は来ないで欲しいものだ。。。
コメント (4)
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