田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

激しい雨もなく 当たり前な梅雨の一日

2010年07月03日 | 日記
7月3日(土) 小雨    曇り   夕方からは其れなりの雨

雨の降る中で沙羅の花の開くのを見たかった。
いつも気がつくと花弁がいっぱいに広がるように咲いてしまった花を見ていた。
またこの木の葉は雨が似合うと云うことで霧雨のようだったが外にでた。


もう一つの花は待ちにまったコクリュウの花が開きだした。
この花も湿り気のある環境が美しさを倍加してくれる。
一昨年花が終わって直ぐに庭から北側の石積みの中に移植したものだ。
ここは石に苔が着くところなので、配色を考えた場所だった。
黒龍は初夏の葉は黒と緑の縞模様になりその美しさを見たさに時をまった。
また、紫の茎と薄紫に城の花弁の丁合がよい。


花を開いてくれたのは3株のうち一株だけだった。
毎年花を開く植物では無さそうなので来年はこの場所では見られないのだろうか?
梅雨時の黒龍と秋の吉祥草は大好きな花として全ての株を東京から持って来てしまった。


雨も止んだようなので裏山へ登ってみた。
正面の木の根元近く、奥から張り出すような枝には既に赤い実が目立つ。
春には一番に白い花を沢山付けた木だ。
ガマズミにしては葉が細いし背も低い・・・
図鑑と照らし合わせ実の形も丸いことからミヤマニワトコだろうか?
以前はこの木は近くの道沿いにあったのだが灌木が茂ると鹿の隠れる場所になると・・・
切り開き道が広がるくらいにしてしまった。
これも田舎の文化だから仕方がないが・・・・地元で育った人はこの木は山にたくさんある。
赤い実が着く木は欲しけりゃやるヨって云ってくれたことを思い出した。


ツルフジバカマは花を開きだしたが淋しそうだ。
この花は真夏の灼熱の太陽の下が似合うし、香りを立ちのぼらせるには勢いがない。


膝までぬらしながらの山道を歩くのは少々ムリがあった。
早々に戻ると今年は春の雪で全滅した思っていたハスカップが目に漬いた。
一つの枝に二箇所くらいは実が青くなっているが。形は不揃いのようだ。
一つだけつまんで口に含むと苦いように渋かった。
小さな一粒だが酸っぱく苦渋い味はリンゴ一個と同じくらいの大きさだろう。


裏のボイラー室から家に入るとMの大きな声が響いている。
SalaとArgoがなにか悪戯でもしたのだろうか?
いつもは俺が家に入ると二人とも出迎えに来るのだが・・・・

片付けをしてからリビングに行くと彼らは珍しく一つのベッドで車座になっている。
Argoの目は不安そうだ・・・・・反省会でもしているらしい。


こう言う姿を見ると相当に堪えている。
よほどの悪さをしたらしいの機嫌の悪いMに聞くと、彼女のベッドに昇り粗相をしたようだ。
そんな話題だと俺だって明日は我が身、トイレもベッドも解らなくなれば罵声が来るだろうと・・・
口には出さなかったのだが。。。


足下の彼らに目をやると耳を伏せているかタヌキになっているのか神妙にしている。
コメント (4)
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