11月17日(木) 快晴 霜が強く降りる 日中は暖かい陽射し
このところ困ったことがある。今月の26日土曜日に開くコンサートのチケットが売れない。この演奏会は町の有志でつくる団体「やらず会」が主催するもので、会としても20周年の記念コンサートと名打っている。
「やらず会」は設立当初より音楽会と落語会を一年に一回づつ講演することが目的の会と聞いて、俺も5年前に誘われて会員になった。落語のチケットはそこそこ自分の持ち分ははけるのだが、音楽がいけない。音楽でもクラシックに対しては売るというよりは義理買いして貰うようなので気が引けるのだ。今回のようにチラシやポスターにNHK交響楽団メンバーと入っていると、チラシを見せただけで“オレ カタイノ ダメ”と云われる。曲目を見れば童謡メドレーやテレビのアニメのテーマだからと云っても拒否反応が先に立つ。また、反対にクラシックに造形の深い人を誘うと「どこでやるの? アノ ピアノを使うの??」こう言われるのも致し方ないのだが、そう言う彼はクラシックを聴きに東京まで毎月お出かけする人だと後に友人から聞かされた。
こうなるとボランティア精神旺盛な方が、「やらず会」のためにお金を払って聴衆になれと云わんばかりの売り方をしないとノルマは達成できない。あと9日あるのだから ・ ・ ・
(クリックで拡大します。コンサートの内容が書かれています。)
昼からは、社会福祉協議会の理事会が開かれた。今月で2年の任期が切れるが次期も継続することになった。
会議は災害支援ボランティアなどの補正予算の承認など事務的なことだったが、立科町の障がい者支援事業所の運営状況の報告があった。
この施設は4月に開設されながら事業も思った以上に充実している。受託加工、自主生産、農業生産、その他と分けても平均して充実している様子が覗えた。中でも自主生産部門ではストーブの薪を作り販売していることが顕著に表れていた。ストーブ関連では大手の長野総商がこういった福祉施設の商品を買い上げてくれているとこはありがたいことで、それを使うユーザーもエコと共に福祉に協力できることになる。
この施設「たてしなふれ愛園」は精神、身体、脳の障害を持った人が通う作業所、「対人」的なことでは非常に難しさがあるようだが、未だ半年の運営なのでこれから益々充実して、通所者にも社会にも有益な施設となることを願いたい。