田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

ストーブの暖かさ 自らの薪集めの成果

2011年11月25日 | 日記

11月25日(金) 晴れ   快晴  冷たい風  夕方には寒さが厳しくなる

今朝は6時半過ぎに玄関のチャイムがなった。その前に車の止まる音に続いてバッタンと云うドアが閉まる音がしたので、新聞配達でもないし誰だろうかと玄関に行くと、コンサートの横断幕をお願いしていた書家M氏だった。模造紙四枚をつなげた紙に太い字で書いてあるので裏側からも覗えた。昨日、M氏は留守だったので明日採りに来ると云ったのに申し訳ない。彼は7時から研修で出かけると云う。

家の中から外を見ると木々の枝の揺れも、草も風に靡くこともない温かそうだ。少しだけ散歩にと外にでると風は冷たい。昨日の激しい風で白樺もヤマボウシもモミジも全て葉を一枚も残さずに冬の姿に変わった。地面に近いところでは錦木の葉も常緑のウツギに守られたのか僅かに秋の風情を見せていた。

庭の先端ではシュウメイ菊の花坊主がこの所の寒さで種を飛ばすように促されたらしい。丸い花柄が膨らみ中から綿がでてその中に種が潜んでいる。

 

眩しい太陽の光を受けて時たま通り抜ける風に身を任せる。風を読んでタイミングを掴もうとする生き物のようだ。近くで見上げるように見ていると吹き下ろす風で俺の顔めがけて綿が飛んでくる。冬の庭は花が少ない季節、このシュウメイ菊の種を包む綿が開くと白い花が咲いたように見える。毎年花が終わっても残し、種が飛ぶ姿までを見届けて斬るようにしている。

3時過ぎに公民館に行き明日のコンサート会場の確認をした。しかし、演奏会場しか借りてなく控え室などをお願いした。また、演奏者の使う姿見などを社協から借りて控え室になる部屋へ移した。

1時間くらいで作業を終えて家に戻ると、太陽もだいぶ西に傾き東の上州の山々を照らす。ここからは上州の荒船山、冑岩山と光の影でいろいろな形に見えるのが楽しい。風はだいぶ冷たくなり明日の朝は冷え込みそうだ。

 

夕方早くからストーブに細めの薪を詰め込んで一気に燃え上がらせた。空気口を広く開けて酸素の供給を増やす。やがて煙突の付け根に着けてある温度計は400℃近くまで上昇したところで空気口を遮断する。

寒かった部屋も数分で暖まり、あとは3時間に一本薪を入れる程度で室温は20℃を保ってくれる。まだまだ寒さが厳しくなるが、ストーブのありがたさと共に、何時までも自分で薪を集められるか考える。

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