ドイツ語のクラスではじめてラップを聞いた。はじめ何を歌っているのかわからなかったが、R氏の解説で少しづつわかってきた。
Lass die Leute reden ! という題だということもわかった。このことを聞き取ったのは若いYさんで私たちの中では抜群に聞き取りに優れている。
この歌はラップだから早口で聞きとれない。一番年長のOさんはお手上げといった感じだ。
彼はテレビとかのドイツ語のニュースはよく聞き取れるが、これは駄目だという。
丈の短すぎるワンピースを着て、高いヒールの靴を履き、つばの広い?帽子をかぶってでかける。そういう風だと近所の恥だといわれ、オサマ・ビンラディンの愛人だとのうわさが立つのではないか。
銀行強盗をしてお金があるから家賃を払えるのではないか。庭に死体が埋まっているのではないかとのうわさでKripo(刑事警察)が訊問と捜査のために家のドアを叩くのではないかといった内容らしい。
このような内容を早口で歌うのである。Oさんが聞き取りはお手上げだというと、R氏はこれはネーティブの自分でも一回聞いただけではわからなかった。3回聞いてようやくわかったという。これはわざと(absichtlich)早口で歌っているのだという。早口で歌っているから、何のことを歌っているのであろうと真剣に聞いてくれることを期待しているらしい。
まだ、最後まで聞いていないのでまだ後どういう内容が歌われるのかわからないが、意外なハチャメチャで破廉恥な行為をしていると思われるとのことであろうか。
KripoはKriminal Polizeiの略であるが、Kripoという語を知らなかった。そしてこの語に対してはじめ犯罪警察という訳語が思いついたが、やはり日本語では刑事警察というのであろうなと今朝仕事場に来る途中で思いついたが、念のために独和辞典を引いてみたら、やはり刑事警察という訳語だった。