このごろは急に全国で節電ムードである。節電をして悪いことはなにもない。確かにオフイス等で外出するときに自分のパソコンのスイッチを切るとかはだれでもできることだし、するべきだろう。
だが、スイッチを入れたりきったりするとコンピュータは故障が多いとも聞く。だから、少しくらいの電力消費量なら、スイッチのオンオフはなるたけしないほうがいいのだと昔聞いた気がする。
車を運転していて、交差点でエンジンを切って待つなどということをする人はあまりいない。私にしてもときどき交差点でエンジンを切るところは一箇所しかない。ここは待ち時間が比較的長いところである。
叔父が昔バス会社に勤めていて、信号のところでバスのエンジンを切れとバスの運転手に指示をしてガソリンとか軽油の消費量を減らしたということで、会社からほめられたことがあったが、こういうことは一般にはできない。運転手にしたって、小うるさい上司がいるからそれに従っただけであったろう。
普通に車は交差点で待っているときにエンジンを切ったりはしていないと思う。少なくとも私はそういうことをしていない。
私だけではなく、一番心ある人が嘆いているのは国内いたるところにある、ドリンクの自販機であろう。これは飲み人がいようがいまいが、ドリンクを電気で温めたり、冷やしたりしている。
これは資本の論理で飲料販売会社は飲物が売れればいいのだろうが、心寒くなるような愚挙であると思う。さて、世の識者の方々はどう思われているのだろうか。