もちろんコンピュータで陰関数の曲線を描くのだが、いままで文献を詳しく調べたことがない。
昨日数学者のNさんに会いに行ったら、F(x,y)=0のグラフを微分方程式の解として描くことをNさんが考えられてそのことを本に書いたことがあるという話をされた。実はその本をもらっていたのだが、忘れてしまっていた。
新居浜高専の数学の先生だった、Y先生という方が、これは私の「どうやってある微分方程式の解曲線を描いたらいいですか」という問いに答えて、ある描くことのとても難しい曲線を微分方程式の解として描かれたことを知っている。
このY先生からその論文の別刷もその後頂いたと思うので、ファイルキャビネットかどこかを探せば出てくるであろう。
また、コンピューターグラフィックスの本を数冊もっているので、それらに陰関数の曲線をどう描くかについて、なんと書いてあるかを知りたくなって昨夜からそれらを集めて見ているが、まだ走り読みで詳しくは読んでいない。
しかし、いつものように本を読むのは苦手である。だが、私のもっている本には意外に微分方程式の解曲線として陰関数F(x,y)=0のグラフを描くことは出ていない。
ニュートン力学での惑星の運動とか彗星の運動とかの軌道も運動方程式の解として描けるはずなので、微分方程式の解としてF(x,y)=0のグラフを描くことはどうももっとも正統的な方法のような気がする。
だから、世界的にみれば、N先生の考えは完全にオリジナルというわけではないかもしれないが、いい方法であることは間違いがない。