武谷三男の主な論文*やエッセイは「武谷三男著作集」とか「武谷三男現代論集」にほとんど入っている。しかし、これらの著作集に入っていないものも私の手元にかなりある。
それは「現代論集」以後に書かれたエッセイであったり、論文であったり、インタビュー記事であったりする。
武谷三男は1911年の生まれなので、2011年の今年は生誕百年にあたる。それで、二つの著作集に載らなかった、エッセイ等で現在は市販されていないものを編集して出版しておくべきではないかと考えている。
そいうことを言ってもそれらを特定し、編集して書籍として出版するというのはとても骨が折れる仕事である。どういうエッセイがあるのかを調べようとして昨日「武谷三男著作目録(第3版)(素粒子論研究(電子版)」を取り出してきた。
この取出しができれば、つぎにそのエッセイの載っている書籍は大抵私がもっているので、それのコピーをとり、出版社に送り、出版の可能性を聞くというプロセスをとるということになる。
また、雑誌には出たが、単行書には収録されていないものもある。それのコピーもとることが必要である。
(注) ここの論文*は物理の研究論文ではない。いわゆるnontechnical papers (F. J. Dysonの用法)