高校の同窓会を10月に計画している。その開催準備の幹事になって、いま、およその参加予定者をはがきで返事を聞いている。ところが高校時代に秀才と思われた方々の出席率が悪いような気がする。
秀才でなかった私の僻みなのかも知れないが、そんな感じがどうしてもぬぐえない。私が高校時代に尊敬していた友人のO君とかH君はほとんど同窓会では見かけたことがない。Y君やK君はこのO君やF君ほどはご無沙汰ではないが、それにしてもそんなには度々は見かけない。もっともK君は続けて2回ほど顔を見せたが、そのうちに亡くなってしまった。
私も家庭の事情があって、2年ごとの同窓会がはじまったころの東京と大阪での同窓会は同窓会に出席するなどという心の余裕はなかった。しかし、それからの第3回目くらいからは都合がつけば出席しているから割と出席率は高い。
もっとも高校の同級会に出かけて楽しいかと言えば、それほど楽しいと思ったことはあまりない。高校のときから人とは一人、二人を除いてはあまり親しくつきあいがなかったので、仕方がない。
それでも同窓会の幹事を引き受けたのは小学校から同級だったK君が引き受けてくれと熱心に何回か電話をかけて来られたので、それにほだされて引きうけたのである。
いまほぼ50年以上前に卒業した高校の同窓会に80名前後の参加が見込まれている。妻によればその数はかなり立派なものだという。卒業生は350人くらいはいたと思うが、現在住所のわかって連絡が取れる同期生の数は250名くらいである。
そのうちの返事が来ないのは100名弱である。もっとも高校時代にあまりいい思い出がない人なら、同窓会には来たくはないだろう。