テレビのニュースでは全国至るところで真夏日である。しかし、幸いなことに私の仕事場では一昨日、昨日とエアコンはつけないで過ごせた。これは西風が吹き込んで比較的過ごしやすかったからである。今日も昨日までほどではないが、いくらか風が吹いている。
もちろん、夕方は瀬戸内海特有の夕凪で風がぴたりと止まってしまう。夜の10時頃になるまで風は吹かず、蒸し暑い。10時を過ぎる頃になると山の方からの山風が吹き、日中の海風とは反対方向から風が吹いてくる。
最近はあまり時期が明確ではないが、昔大学の宿舎に住んでいたときは8月5日を過ぎると吹く風が乾燥してきて湿度が下がり、堀江の海岸の方から吹いてくる風が秋の季節の当来を予感させてくれた。
もっともそれまでの湿度は生半可なものではなく、毎年汗で腕にあせもができて、皮膚科で赤外線をあてて乾燥させ、かつ薬をもらって塗らないとかゆくてたまらなかった。
松山市の東部の方に転居してからはそういう年中行事の疾病に悩むことがなくなったのは幸いだった。昔はエアコンもなく各家庭にある扇風機もあまり台数がなかった。