物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Rotations, Quaternions, and Double Group

2011-08-22 12:02:22 | 本と雑誌

昨日、表題の本をアマゾンコムで購入した。先日、「あるいらだたしさ」というブログを書いたが、そのいらだだしさを解消させることができるかもしれない書である。いまはDoverの出版で定価は1475円であった。

先日どうも日本語で書かれたものだけを見ていてはいけないのかなと思って四元数について英語で書かれたインターネットのサイトを少し調べたのだが、そのときにアマゾンでの書籍も調べたのである。Quaternionsについて英語で書かれた本はかなりあるようだが、いま関心があるのは四元数と回転との関係であるので、それに絞って探して表題の本を見つけた。

これとは別だが、日本語でも私と同じような感覚をもって多くの四元数のサイトに不満をもった人の説明を見つけていた。まだ十分に読み解いていないので、この人の説明ですべてが解決となるのかとどうかはわからないが、希望が持てたことは確かである。

以前に見つけたこのサイトの記事をコピーしていたので、今でもそのサイトが存続しているのかわからない。

それを書いたときは、書いた方は高校生のようであったが、いまでは大学生になっている。いやもうすでに大学を卒業されたかもしれない。世の中には優れた人もいるものだと思う。これは年齢には関係しない。

Hamiltonの四元数の発見については、絶対値の条件|ab|=|a||b|が発見の指導原理となっていることは私の「四元数の発見」(愛数協「研究と実践」、2009)というエッセイですでに述べた。このことを私はCroweのA History of Vector Analysis (Dover)から知った。そして、同じことはStillwellの「数学のあゆみ」下巻(朝倉)にも述べられていることを後で知った。