物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ある会社の販売戦略

2012-02-04 13:09:20 | 社会・経済

ユニクロが求人を国籍とか中途採用とか新卒採用とかにこだわらないで採用するニュースで言っていた。調味料「味の素」をつくっている会社も同じようにするとか言っている。

日本人は働く場所がだんだん制限されてくることは確かである。最低英語くらいは話さないとという雰囲気が横溢し出している。さて、若者はどうするのか。

これは味の素の販売戦略としてもう何十年か前の私たちの新婚当時かまだ子どもが幼かったころに妻から聞いた話である。その当時味の素の販売促進のためにアイディアを社員から募ったところ、味の素の瓶の蓋にある振り出し口の口径をほんの僅か大きくすることを提案した女子社員がいて、そのアイディアは大アタリで、販売が促進されたとか。一寸したアイディアではあるが、これはまさにすごいアイディアである。

別のことでは大学院生の頃だからおよそ50年くらい前のことであるが、「アジ塩」という名の味の素と食卓塩を混ぜた調味料が売り出されて、私の先生のSさんからその製品を教えてもらった後では研究室のハイキングとかの料理にもっぱらこのアジ塩を調味料として使ったので、教授のOさんに大いにあきれられたこともあった。

しかし、ともかくなんでもないことだが、こういうアイディアには驚かされる。今朝の朝食後にこの話をしたら、妻から今はコショウと塩と味の素の組み合わせで売られているよとその瓶を見せられた。

いつまでも昔のことしか知らない私は浦島太郎のようである。

そういえば、お正月のテレビ番組で日本を活気づける方法を提案した3人の方の意見が紹介されていたが、技術革新で新しいものをつくることはもちろん大切なのだが、実際に利益を生んでいるのは小さな創意工夫による製品の改善から80%の利益が出ているのだとかその一人の方が言われていた。もしそうなら、これから私たちは大いに考え直さなければならないだろうか。

ちなみに一昨日、パソコンの前に座ったら、まったく思い出せなかったブログのタネとは今日の話であった。