物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

V. S. O. P.

2012-02-23 13:15:51 | 外国語

V. S. O. P.とは妻からもらったヴァレンタインのブランデー・ボンボンの包装に出ていた略語である。

ウイスキーかブランデーの最上級品につくことが多いような気がする略語であるが、意味を知らなかった。

それで、英和大辞典を引いてみたが載っていない。それで仕方なく広辞苑を引いたら、載っていた。very superior (special) old paleとあり、これはブランデーの等級の一つで、ナポレオンに次ぐ高級品で、熟成年数が20年内外のものだという。

ちなみにナポレオンとは私は以前にはブランデーの名前と思っていたが、これはブランデーの等級であり、最高級品で熟成年数が30年内外のものだという。

この年になって、ようやくV. S. O. P.の意味を知った。なかなか辞書を引いて調べるなどということを忙しい現役の時代にはしたことがなかった。

だから、辞書は自分が引くというよりは子どもたちが引いたりすることの方が多かった。ところがこのごろは時間が十分にあるせいかどうか、辞書を引いたり、事典を調べたりすることが多くなった。いいことである。

これとは違うが、RSVPという語が英語の手紙でときどき使われる。この意味をどこで覚えたかはっきりとはしないが、いつか覚えた。

これは元はフランス語で、Repondez s'il  vous plaitの略号で「返事を下さい」という意味である。NRSVPという語もある。これはNon repondez s'il vous plaitという語句の略である。この場合にはnonがついているから、返事はいりませんと言う意味だと思う。

私の先生の一人のYさんから手紙をもらったときに書かれていたことがある。そのときは多分返事はいらないということだと思って辞書を調べることもしなかった。

r'epodreはフランス語で答える、返事をするという意味であり、これは英語のrespondに対応している。だからごく最近までr'espodezとsがフランス語でも入っていると思っていたら、最近このsはフランス語では入っていないことを知って恥ずかしかった。

l'hopital (病院)なんかも英語ではhospitalとsが入っているので、微分学で出てくる、l'Hopitalの定理をl'Hospitalの定理と間違ってsを含んで書いてある書物を見たりする。これは英語から来る間違いで仕方がないであろう。