物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ペンと鉛筆

2012-02-18 13:33:21 | 日記・エッセイ・コラム

「四元数の発見2」と題する、数学エッセイを書いているが、図を描くところで頓挫してしまった。それで長い間(数週間?)放ってあったが、昨日ようやく下絵をボールペンで描いてみた。それをpicture環境で描くことに取り掛かるのにはまた数日がかかるであろう。

昨日NHKの「英語でしゃべらないと」(ETV)を見ていたら、どうもパイロット(だと思う)の摩擦をすると書いた文字や絵を消すことのできるボールペンの販売促進の話が出てきた。

そういうボールペンを使ったことがないので、使い勝手がいいのかわからないが、関心が起きた。問題はボールペンのセットの値段であろうか。ヨーロッパでの販売促進するための相談をフランスから来た、責任者としたときの様子の放送であったようだが、そのボールペンはかなり高価なものらしいと思われた。

いま、私はあまり計算をすることがないが、一時は多量に計算をしたものだ。ボールペンで計算をすると、書き損じたときにそれを訂正するのが難しいので、私はもっぱらシャープペンシルか鉛筆を使ってきた。これだと消しゴムで書き間違えたときに消して訂正をすることができる。

友人のM. K.君などは万年筆で計算をしていたが、彼はものすごく体力と集中力のある人なのでほとんど書き損じをしない。それでもまれに人間だから書き損じをすることがあるが、そのときには彼はナイフでその書き損じたところを削っていた。このM. K.君はhigher spinの粒子を取り扱うのが得意であった。

しかし、私が計算間違いをするのは日常茶飯事であり、鉛筆かシャープペンシルで計算するのが常だった。はじめは鉛筆で計算をしていたから、電動のシャプナー(鉛筆削り)が欠かせなかった。あるときそのことをある人にこぼしたら、ドイツ製のシャープペンシルを勧められた。

このシャープペンシルはその芯がよくて、字が薄くはない。日本製のシャープペンシルはその芯のせいで字が薄いために私には使い物にならなかった。そのドイツ製のシャープペンシルのお陰で、電動のシャープナーからは解放されたが、そのかわりこのシャープペンシルがないときちんとした計算ができないという弊害もある。

いまはあまり計算しないのだが、大抵普通のボールペンを用いている。これはプリンターでプリントミスしたコピー紙の裏側にボールペンで計算をしてそれを見ながら、数学エッセイの入力をすることも多い。だから、逆に入力してできた文書を何回も見直しをしないとウッカリしたミスがなくならない。