性懲りもなく、野口悠紀雄さんの『「超」勉強法』のことを書く。
野口さんは「超」勉強法の3原則としてつぎの3つを上げている。
1.おもしろいことを勉強する
2.全体から理解する
3.八割原則
また勉学は意欲で進むとも言っている。どれももっともである。
この3つの原則で説明が必要なのは八割原則であろう。彼は完璧にはやらないでも八割できたら前へ進めという。これも当然であろう。
もっとも時間の余裕ができたら、そこに帰って残りを仕上げることも勧めている。
それにしても野口さんは無類の勉強好きと思える。努力家でもあるのだろう。こういう勉強法とかの本を書く人は大抵勉強家で努力家である。
以前に紹介したことがある、「知的鍛錬法」を書いた地球物理学者の竹内均さんもそうであった。
竹内さんはもう亡くなったが、彼は自分で自分を怠惰にしないために用があってもなくても文章を書くという義務を自分に課したという。なかなか怠惰な私などは見習えない。