物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

また選挙か

2012-04-12 12:02:13 | 日記・エッセイ・コラム

無料塾の事務局をやっている方に出した問いへの反応がないので、妻に愚痴をこぼしたら、選挙の準備にかかっていて、忙しいのではないかと言われた。「へぇっ」と思ったのだが、どうも6月にでも衆議院選挙があるつもりで準備を政党各党がされているらしい。

そういえば、J党のS候補者のポスターが街角に張り出されていたり、K党の代表の写真付きのポスターが街角に張り出されている。前回の衆議院選挙は任期ぎりぎりであったが、それでもポスターはかなり前から張り出されていた。

それで連想して思い出したことがあったのは、湯川秀樹著作集(岩波書店)の月報にN教授(私もちょっとだけ大学院で彼の講義を聞いたことがある)が太平洋戦争末期に電車で湯川教授と一緒になったときに「もうすぐ戦争が終わるね」と言われたと書いていた。そしてその理由として会社の株価が上がったからその理由を書かれていた。

湯川教授がそういうときにそういう判断をされていたというのはさすがだと思わされた。そのころN教授は湯川研の助手か大学院生だったと思われるが、そういうことを覚えておられたのは多分その考え方に彼なりに感心をしたからであろう。

冒頭の選挙の話に帰ると私などにはそんな心配をすることへの違和感である。国会では決めるべきことがまったく決まらないでものごとが先送りされていく。それにみんなうんざりしている。だのに、つぎの選挙の準備にもう勢を出している。そんなことではしょうがないではないかと思わざるを得ない。

しかし、そうはいっても各政党共にいかに多数をとって、自分たちの主張を通すかというのが眼目であるから、選挙をなおざりにはできない。というのが彼らが言い訳であろう。