「ブログ1700を越す」にコメントを頂いた、くろねこさんはテニスをどこかのテニス教室でならっている、小学生か中学生のお嬢さんをもつお母さんと想像した。
しかし、これは私の想像力が貧弱なせいであって、くろねこさんが「娘がテニスをする」というときにひょっとしたら、あの世界的テニスプレヤーの杉山愛さんとかクルム伊達さんのお母さんかもしれないなどと思い出した。
その場合でも「娘がテニスをするので」としかお母さんは書かないであろうと思うと日本人の謙虚さが思われる。
別にこういうことをカミングアウトしてほしいということではないので、単に私の想像力の貧弱さを話題にしているだけである。
ともかく、人の想像力には限界があり、その限界の範囲内でしか考えることができない。
先日ips細胞の研究で有名な山中先生のインタビューが朝日新聞に出ていたが、彼は研究は意外なことが起こり、それで研究者となったと述べていた。
自然の実際のあり様はしばしば人間の想像を超えているから、おもしろいのだと言われればそうかもしれないが、予想がはずれたときにそれにどう対応できるか。
私などならイライラしてしまうのがオチだろう。そして自然は自分の思うままなどにはならないにもかかわらず、それを棚に上げて「けしからん」などと思ってしまう。
だから、自然は自分の思うようでは必ずしもないという事実を認めることができるようになるには、やはりそれ相応の持間がかかる。そういう風に人間は知らぬ間に先入観をもっているものである。