物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

雑学家さん

2012-09-10 12:48:26 | 本と雑誌

アマゾン・コムの書評で最近感心した書評がこの雑学家さんの書評であった。たまたま出くわしたのだが、なかなか鋭い人であり、かつ勉強家らしい。

私が感心したのは「相対論の数学的第一歩」の書評であった。プロファイルによると大阪在住の数理経済学を専攻していた人らしいから、数学には相当自信のある方だと思う。

何に感心したかというと、数学者とかは厳密さということをいうので、書いたものを私たちが読んでも(著者本人はよくわかってはいるとしても)私たちには直観的にどういうことをいいたいのかがわからないことが多いが、雑学家さんは直観的に直裁に数学を理解をされているらしいことである。

どれくらいの年齢の方かはよくはわからないが、ひょっとすると私と同年齢ではなかろうか。それは線形代数の書籍が佐武一郎さんの本以外に自分の学生時代にはほとんどなかったと書かれていることから判断したのである。

その後あまりにこの「相対論の数学的第一歩」の書評に感心したので、他の書評をも読んでみた。

本の評価で点が辛いのはすぐにわかったが、定評のある本でもご自分がよくないと思った本には容赦なく、星二つとか三つをつけている点でなかなかできることではない。

ここ数年の間にアマゾンコム・コムにたくさんの書評を書かれているので、これはいままでの読書の結果をここ数年にまとめて出されているのかと思うが、どのように書かれているのか興味がある。一般にはこれほど短期間にこれほど多量に書評などできるものではない。

いつか、上の書評をこのブログでも少し手を加えた形で紹介できたらいいなと考えているが、世の中には勉強家がいるものだと舌を巻いてしまう。

ゴルゴ十三さん以来の、私の感心した書評家である。


観潮船

2012-09-10 12:03:26 | 日記・エッセイ・コラム

今治沖の来島海峡は潮の流れが速いことで知られている。それで鳴門海峡と同様に潮が流れるときに渦を生じている。

毎日、その観潮船が出ているのかどうかは知らないが、少なくとも土曜と日曜には出ているらしい。今治市大島の下田水(しただみ)港から医療生協の仲間とその船に乗って潮の流れと渦を見に行こうと妻が考えて11月に出かける予約を入れた。

ところが、その前に小さなグループで前もって様子を知るために観潮に出かけたいという。それである知人に声をかけたら、大潮でないと行っても面白くなかったといわれた。それでいつ大潮と小潮になるのだろうと朝食後に話題になった。

私はあまりこういうことに疎いのだが、満月のときが大潮になるのではないかと言ったが、あまり自信がない。それで岩波の「科学の事典」第2版を引っ張り出してきて、調べたら満月と新月のときが大潮で、上弦と下弦のときが小潮であった。だから月におよそ2回大潮と小潮がある。

しかし、観潮は大潮よりは干潮のときが関係するのではないかと思った。満潮だと潮の流れが止まってしまうからである。一方、干潮だと潮が退いていくので、流れが速くなる。

それで、もう一度先刻の知人に妻が電話を入れたら、やはり大潮か小潮ではなくて干潮か満潮が関係するという話であったらしい。

もっとも大潮のときは潮の引き方が大きいので、海草をとりに行くときは大潮のときがいいというのが知人の話だったらしい。

私は魚釣りを趣味にはしないので、よくは知らないが、大潮のときがやはりよく釣れるのではないだろうか。ドイツ語のクラスの仲間のOさんが魚釣りを趣味とするので一度聞いてみよう。