物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

理解できない

2014-01-13 17:14:08 | 日記・エッセイ・コラム

私の書いた本『物理数学散歩』(国土社)が出版社在庫がなくなったらしい。

ところが私のところにはまだ300冊以上在庫があるのに。それでだかわからないが、いまのアマゾンでも『物理数学散歩』は中古の取り扱いしかされていなくて、安い方でも約1900円の値段がついていた。高い方だと誰が買うのかと思うような7600円くらいの値段がついていた。

おかしな話であるが、出版社が私のところへは何も言って来ない。1200円などという安い定価の本は売ってもあまり利益にならないせいであろうか。

もともと200冊だったか引き受けてくれたのだが、売れないというので、私のところへ引き取ってくれと150部を送り返してきた。結局出版社が売ってくれた数は50部だったと思う。

いや、不平不満のつもりで言っているのではない。どうも要求があるところへ適切に届かないという感じがしている。それなら自分でアマゾンなりに出品して売ればいいのだが、それも面倒なのでそのままにしてある。

結局悪いのは私自身ということなのであろう。


青年と若者

2014-01-13 13:01:07 | インポート

今朝の朝日新聞の天声人語で青年と若者という語について知った。

天声人語氏によれば、

明治時代に「青年」という語が生まれ、広まったという。

もっとも青年には私は女性が含まれているとのニューアンスを感じない。多分私だけではなく普通の方もそう感じられるであろう。

一方、やはり天声人語氏によれば、

戦後の高度成長期からは「若者」がさかんに使われ出したという。

この若者の方にはもはや男性だけをさすというイメージはないから言葉としても男女平等の度合いは進んで来ているのであろう。


四元数の認知度

2014-01-13 12:38:29 | 数学

最近、『数学英和・和英辞典』(共立出版)、『数学英和小事典』(講談社)を購入した。

ところがこれらの辞典でどちらにもquaternion(四元数)の項目がない。特に『数学英和小事典』の方にははじめ5万項目を越える語を候補に上げたというからその中には入っていたのかもしれないが、それでも最後の選択からはずれたらしい。

これは『数理科学事典』(大阪書籍)初版でもそうだったから別に驚くことではないのだろう。このことはある意味で四元数が袋小路に入った数学ということでもあろうか(注)。

ただ、最近四元数について調べたり、書いたりしている私としてはちょっとさびしいと思うことである。

私の知っている限りでも日本語で書かれた本は四元数という語が入った本は4冊にしかすぎない。他にもあるらしいが、私の知るところにはない。

さすがに岩波の『数学辞典』、『理化学辞典』には四元数とかquaternionとかは落とされてはいないのでご安心のほどを。

(注) 『数理科学事典』(大阪書籍)は現在第2版がでているようである。こちらの方が事典としては使いやすくなっていると聞くが、四元数が採用されたかどうかはまだ確認していない。