物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

たわしと黒板消し

2014-01-21 14:24:21 | 外国語

ドイツで日本の「たわしと黒板消し」の代わりに使っているものは何だ?

というクイズを出されたらあなたなら、何と答えるだろうか。答えは「スポンジ」である。答えを聞くとなあんだであるが。

ドイツ人のR氏はもう在日30年に及ぶが、いつだったか私が「たわし」と言ったら、それがどのようなものか即座には理解できなかった。しばらくおいてSwamm?と言った。

だから、日本のたわしがどんなものかをよくは知らなかったのだとは思うが、それがドイツで使っている「スポンジ、海綿」と同じ用途に使われるのだと覚っていたのであろう。

日本の学校で現在も黒板消しが使われているかどうかは知らないが、少なくとも私が学校に通ったころはチョークと黒板消しは普通の学校の教室の常備品であった。

このごろは黒板を消した後のチョークの粉を吸い取る、クリーナーがここ何十年か使われてきた。もっとも最近はホワイトボードにマジックペンに似たフェルトペンで字を書くことも多い。

これだと少なくともチョークの粉を先生が吸い込むということがなくなる。しかし、私が30年数年前にフライブルクのゲーテインステュートでドイツ語を学んだころは先生はまだチョークを使っていた。

ただ、その字を消すのは日本風の黒板消しではなく、水を含ませたスポンジであった。技術は進歩しているので、日本だけではなくドイツでも事情は変わっているであろうから、現在の状況を知ることはできない。

電子黒板というものが小学校でも普及していると聞くが、その実物にまだ出会ったことはない。

学会の発表でも現在はパワーポイントが主流であろう。講演者は小さなUSBメモリーをもっていき、それをパソコンに挿して画面をプロジェクターで写すことで講演をすることができるようになった。

その前は透明なトランスペアランシー(注)にプリンターで字とか図をプリントして行き、それをOHPに載せてスクリーンに映して講演をしたものだ。そういうことをする人はまったく見かけなくなった。

時代は変わるものである。

(注) トランスペアランシーそのものがもともと「透明なもの」という意味であろう。


How I hacked online dating

2014-01-21 12:33:16 | テレビ番組

昨夜のNHKのTEDの放送はAmy Webbという女性の表題の講演(どうやってonline datingに成功したか)であった。

要するに、パートナーを既成のシステムonline datingで受身的に探すことに失敗したが、その失敗を考慮して自分でonline datingの使い方を自分なりに考えてパートナー探しに成功し、ちゃんと35歳までに子どもまで授かったという、いい話である。

Amy Webbは自分がユダヤ系なので、パートナーもユダヤ系の男性がいいと考えていたが、既成のonline datingではまったく成功しなかった。

それで、どういう女性たちが自分のライバルであるのかの調査を行い、その結果として有効な対策を立てることができたという。

彼女は日本にも数年住んでいたので、日本語が話せるとかデータとかを分析する能力もあり、ひょっとすると数学もできるような才女である。

自分の家族は自分を除いてみんな結婚をしており、自分一人が30歳になるのに独身であることに気がついた。

おばあさんの忠告ではパートナーを見つけるのは幸運しかそのチャンスがないということだったが、見事online datingのシステムを「自分なりの方法で使って」パートナーを見つけたという。

Jyoi Ito(伊藤穣一)さんによれば、最近はアメリカでもこのonline datingはパートナーを見つける有効な一つの方法になっているという。