サーキュラー「ドイツ語圏とその文化」2号の原稿の準備を始めた。まだ初めの取りかかりにすぎないが、しかしなんでもはじめがないと完成もないわけである。
季節の話題として、ファスナハトFastnachtについて書くつもりだが、まだ全くその構想もできていない。その前段階としてドイツの祝日と記念日の章をつくっている。
また、これが一番問題だが、「ドイツ語圏世界の科学者2」として誰をとりあげるか決めていない。
前回ミンコフスキーをとりあげたから、アインシュタインをとりあげようかと思ったのだが、彼の一番主要な研究業績は一般相対論だと思っているが、それをどのように取り上げたらいいかかいもく見当がつかない。
それで量子論の提唱者である、プランクを取り上げようかと思って、天野 清編の古い本を持ち出して一晩チラッとみたが、そのときにヴィーンという学者を先に取り上げた方がいいのではないかと思い出した。
そうこうするうちにボルツマンを取り上げるべきではないかと思い出したりとふらふらしている。
私の、「ドイツ語圏世界の科学者」での取り扱い方と目的は科学史ではない。むしろ科学の概念の一部をわかりやすく解説したいというところにある。しかし、そうは言っても科学史的な観点も無視はできないだろうけれども、どうしたものか。
いまはBoltzmannの原理についてわかりやすい解説を書きたいと希望をもっているが、さて短い時間の範囲内でまとめることができるのかわからない。
それでちらっとインターネットを検索したところでもそれにふさわしいサイトがあるようだ。もっともその説明はそんなに短くはない。
ということで結構取り上げる科学者を決める前に悩んでいる。