内容はすでに『四元数の発見』(海鳴社)という近々発行される書にも書いたことでもすむのだが、論文だということでハミルトンの書いたノートをもう一度見直しをしている。
ところがそのことを考えようと思うとなぜだか眠くなってしまうのである。そしてこのことには関係のない他のことを調べてみたくなる。そういうこともあってなかなかとりかかれない。投稿締め切りは9月末のなのでそんなに時間が十分に残っているわけでもない。
8月は上記の書籍『四元数の発見』の原稿の見直しと修正にほとんどの時間を費やした。それで、頭がまだ「四元数の発見」の関係の事項に関しては受け付けてくれないのだろうか。
書籍『四元数の発見』は読物としておもしろければいいのだが、論文ともなれば、ただ話の筋がよくわかって面白ければいいというわけにもいかないだろう。
ハミルトンの思考の底に迫るというくらいの気持ちでなければならないだろうなどと勝手なことを考えているために取りかかれないのである。
私が本に書いたことはハミルトンの思考に迫ったつもりであったが、それはハミルトンの思考の筋道というよりは実は自分なりの理解であったような気もする。それで、もう一度同じ個所を何度も読み返しているのである。だから、1ページくらいのところが進まない。そこをクリアすれば、後のところはなんてこともないのではないかと勝手に思っている。