物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

重いコンダラー

2015-01-14 11:45:34 | 日記
これはすでにこのブログに書いたことがある。

甥が小さいときに「巨人の星」というアニメがテレビで放映されていた。このはじめに「思いこんだら、試練の道を行くが男のど根性、・・・」という歌のはじめの部分を「重いコンダラー」だと思っていたという話である。この場合にはコンダラ―は本人の回想によれば、昔のテニスコートとかにあった重いローラーのことだという。

「お化けはみどりなんだよねって」言ったのはこれは私の子どもである。「おお、牧場はみどり、草の海、風は吹く・・・」という歌の冒頭の部分を「お化けはみどり」と聴こえていたという話であり、この種の話は大抵誰でも持っている。

滝廉太郎の作曲した『荒城の月』の歌詞などはこの年になればわからないでもないが、たぶん小学校とか中学校とかで学んでもなかなかわからない。これは昔の歌の歌詞が文語で書かれたりしていることによるであろう。

そういった小学校唱歌でもけっこう難しい言葉が使われており、この年になっても歌の文句として音だけで覚えているのであるから、本当に意味がわかっているとは言えない。

最近はテレビとかなら歌詞の字が画面に出てくるから、そこであの歌の文句はそういう意味だったのかとわかったりする。これは70年以上日本人をしてきてもそうなのである。

R氏はもうかれこれ40年以上日本に住んでいるドイツ人であるが、大抵の日本のことは分かるが、それでも私が思うには彼は学校で古文を学んでいたり、漢文を学んでいたりするわけではないから、すべてのことを分かるわけではなかろうと思う。

それと同様なことがドイツについて私にもあるだろうと思うのである。なかなかすべての経験をすることは難しい。

Ingredienz, Zutat, Beilage

2015-01-14 10:49:13 | 日記
ドイツ語のIngredienz, Zutat, Beilageとはすべて料理の言葉として知っている。すべて女性名詞である。

まずIngredienzenは料理の材料である。またZutatenも同じようなものであるが、何かに添加した材料のような感じを持っている。

Beilageはたとえば肉にジャガイモSalzkartoffelnとか豆Bohnenとかの「付け合わせ」であろう。よくドイツの田舎のレストランに入ってFleisch(肉)とGem"uese(野菜)とあると、このGem"useには大抵Bohnenがついてくる。この場合のBohnenは普通には日本でいうインゲン豆である。

緑色であるからいかにも野菜という感じがする。

もっともingredientはフランス語でも英語でも料理の材料として同じように使うから、英語やフランス語を知っている人はすでにおなじみであろう。多分この語はラテン語の系統のことばなのだろう。

もっとも私がingredient(構成要素という意味だったろうか)という英語を知ったのは物理の本の中であり、そのときには難しい言葉だなと思った記憶がある。もっともいまでは料理の言葉として私にはありふれた日常語となっている。

料理をすることはほとんどないけれども。