物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

発見法的な数学理解

2017-09-12 11:22:58 | 日記

については私が知ったのはもう半世紀以上も前の話であり、数学者G. Polyaの『いかにして問題をとくか』(丸善)からである。

ところがそういう理解について新しいという反応を最近もらった。なかなかすべての数学を発見法的に理解することなどできない相談ではあるが、すくなくとも理解できるところはそういうふうに理解したいと思ってきた。

発見法というのは英語ではheuristicという。あまり聞いたことがない英語でもあろうか。私の書く文章はできるだけheuristicに書きたいと思ってはいるが、それを貫徹することはとてもとても難しい。

(注)発見法的な数学理解についての参考文献だが、Polyaの本が数冊だけ過去に出ている。『帰納と類比』『発見的推論』(丸善)とか『数学的問題の発見的解き方』1,2(みすず書房)とかである。それに『いかにして問題をとくか』(丸善)をも加えるべきだろう。

他にも類似の書があるかと思うが、あまりよくは知らない。ラーソン(秋山仁・飯田博和 訳)『数学発想ゼミナール』1,2(シュプリンガー)というのもある。それから秋山仁さんの大学受験参考書に発見法的なタイトルのついたものが6冊か7冊ある。これは昔は駿台予備校の発行だったが、それはいまでは森北出版から復刻されて出版されている。