物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

「ダイソン教授に聞く」から

2019-07-02 15:50:21 | 物理学

Kavli IPMUのニュースにたまたま行き当たった。これにフリーマン・ダイソンがKavli IPMUに来たときのインタビューが出ていた。

いろいろなことをダイソンに聞いているのだが、現在の科学と関係のあることを一つだけ書いておく、

ダイソンは地球の気候に関係した研究が行われるべきだと思っているが、現在の二酸化炭素だけの増加を問題とするだけの気候学研究はあまり成果がないのではないかという風に思っているらしい。

彼は二酸化炭素だけではなく、水分の空気中の含有率を正確に測定して、気候変動とか予測に使うことが大切なのではないかと考えているらしい。

Princeton 大学のInstitute for Advaced Studyでもコンピュータ科学と気象・気候学を重点的に盛んにする可能性があったのにそれが周りの教授の賛成が得られず、振興できなかったことを残念がっている。

素粒子物理関係の実験が巨大な費用と時間がかかることを憂いているというふうではないが、

もっと経費のかからないというか、低予算で行われる研究にも目を向けるべきだという感じがある。

(2020.11.21付記) 
ここで述べたDysonの意見を見ると、日本でも朝永振一郎さんが晩年に地球物理学をもっと研究すべきだとか言っていたことととの類似性を感じる。もっともこの朝永さんの考えに対して武谷三男の反論もあることを注意しておこう。

 

 

 

 


意外なことに

2019-07-02 11:23:21 | 日記

意外なことに大坂なおみ選手がウインブルドンの1回戦で敗退した。それも2連敗していた相手に負けたので、3連敗となった。

本人にも意外であったかもしれないが、そのゲームを視聴していた日本のファンが一番落胆したのではあるまいか。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」(野村克也)とかいうから、当然の負けであったのかもしれない。

メンタルなものなのか、それともテクニカルなものなのかわからない。全米、全豪を2連覇した後にコーチを解任して世間を驚かした。

そのコーチとテニスをするのが楽しくないというものだった。そうだったのかもしれないが、我慢が必要ではなかったろうか。

私のような心ないことをいう人が出てくるだろう。世間では結果がでないと失望されるのは世の常である。耳がいたいかもしれないが、ご辛抱です。

世間の不評を次回の成績で吹き飛ばしてください。