Kavli IPMUのニュースにたまたま行き当たった。これにフリーマン・ダイソンがKavli IPMUに来たときのインタビューが出ていた。
いろいろなことをダイソンに聞いているのだが、現在の科学と関係のあることを一つだけ書いておく、
ダイソンは地球の気候に関係した研究が行われるべきだと思っているが、現在の二酸化炭素だけの増加を問題とするだけの気候学研究はあまり成果がないのではないかという風に思っているらしい。
彼は二酸化炭素だけではなく、水分の空気中の含有率を正確に測定して、気候変動とか予測に使うことが大切なのではないかと考えているらしい。
Princeton 大学のInstitute for Advaced Studyでもコンピュータ科学と気象・気候学を重点的に盛んにする可能性があったのにそれが周りの教授の賛成が得られず、振興できなかったことを残念がっている。
素粒子物理関係の実験が巨大な費用と時間がかかることを憂いているというふうではないが、
もっと経費のかからないというか、低予算で行われる研究にも目を向けるべきだという感じがある。