6月になったので、そろそろ「数学・物理通信」の編集にとりかからなければならないのだが、まだとりかかれていない。
投稿された論文のページ数を調べてどれとどれを組み合わせるとおよそ30ページに近くなるかを調べて目次をつくる。
それ以外の考慮すべき項目もまったくないわけではないが、まあページ数が大きな要素となる。
別に、ページ数は数学・物理通信を郵送するわけではないのでどうでもいいようにも思えるが、実は目次がそのタイトルの英訳も含めてその分量が1ページに収まることも大事な要素となる。1回だけ英訳の部分がもう1ページにはみ出したことがあるが、こういうことは望ましいことではない。
編集は簡単だと思う人もいるかもしれないが、あれやこれやを考慮すると、それほど簡単ではない。それに一応出来上がってからも再度投稿者に点検をお願いしなければならない。
そういうことを何回か繰り返してようやく発行となる。それをすでに80号以上つづけてきたわけである。だれからも別に褒めてもらえるわけでもないし、もちろんお金がはいるとかいうこともまったくない。もっとも褒めてもらったりするようになるとそれが止め時だと判断するかもしれないから、人間とは面倒なものである。
それでもただただ好きでやっている。