物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

Amok(アモック)

2022-01-31 12:27:05 | 本と雑誌
Amok(アモック)という語を先週のドイツ語のクラスで K さんが使っていた。
以前にも聞いた言葉であったが、そのときにその意味を思い出せなかった。

今朝、そのことを思い出したので、独和辞典を引いてみたら、殺人性の精神障害とあった。これは最近起こるヒステリーみたいな殺人事件を起こす人々の精神状態を話していたのであろう。

この説明は独和辞典によって異なっていることが分かった。今朝引いた独和辞典は三修社のシンチンガーの独和辞典だが、これは「殺人を引き起こすような精神障害」とあった。

郁文堂の独和辞典ではアモクとあって、その由来の説明があった。他人に危害を加える突発性の精神障害と説明があった。これは一種のそう状態で引き起こされるらしい。

これを短い言葉で説明してもわからないから詳しい説明が書かれたのであろうか。アモクとあるのなら、つぎには国語辞典をひいてみないといけなくなるだろう。

大阪の北新地での殺人でも、最近の埼玉の事件でも医師が亡くなった。どうも勝手な個人的な不満で医師その人にはまったく責任がなかったように思われる。こういう事件を未然に防ぐ対策は講じられないものだろうか。

これもコロナまん延の一つの影響かもしれないのだが。

アモクと聞いたときに、夢遊病者のことだったかなと思ったがそうではなかった。

「物理のかぎ」

2022-01-31 11:24:11 | 物理学
「物理のかぎ」(注1)の微分形式の以前にプリントしたものを、昨日の日曜日にかなり読んだ。前に「引き戻し」(pull back)という概念のあたりで、とん挫したのだが、このプリントですこしわかってきた(注2)。

まだ全部を読んではいないが、たぶん日本語で書かれた「微分形式」の解説では日本一わかりやすいのではなかろうか。

もっとも「引き戻し」の説明のところに例を一つか二つ入れてあれば、もっとわかりやすいのだろうが。

友人の数学者 N さんは数学がよくわかるには、例を考えたらよいと言われている。これはもう半世紀以上昔になるが、大学院生だった頃に池田峰夫先生からセミナーで毎回言われたことである。

(注1)「物理のかぎ」はインターネットのサイトの一つで、ここには物理とか(物理を学ぶのに必要な)数学とかのわかりやすい解説があるサイトである。これらはディスプレイ上でも読めるが、pdfの文書をプリントして読むこともできる。すばらしいサイトである。

微分形式やテンソル解析の解説はJohさんが分かりやすく解説されている。以前にインターネットで知り合った、ある意味での知り合いだが、彼は健在なのだろうか。

(注2)「引き戻し」のところでとん挫したのは、この「物理のかぎ」の解説ではなくて、志賀浩二先生の『ベクトル解析30講』(朝倉書店)であったと思う。その意味するところがわからなかったのだが、今回その意味はわかった。だが、まだわからないところもある。もう一度『ベクトル解析30講』に帰って読み直しをしてみたい。