物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

星のエネルギーを使う

2022-04-09 13:42:37 | 物理学
これはある方のブログのコメント欄に書いたものである。

Kさんがいう、星のエネルギーを使うとは核融合エネルギーの利用ですね。

星といっても自分で光っているいわゆる恒星(一番身近な例は太陽)はその光とかは核融合エネルギーから来ています。

ですが、そのときに地球上では核融合する核物質を狭い場所に閉じ込めておくことが難しいから、核融合は極めて短時間を除けば、実現していないのです。なぜ星で実現している核融合反応が地球上で難しいのか。頭のいい皆さん、考えてみてください。

ついでに、原発は核分裂反応をもとにしています。原子核物理学では原子核からエネルギーを取り出す方法として、核分裂反応を利用するか、核融合反応を利用するかはよく知られていることです。

核融合のある専門家によれば、地球上での核融合反応も実験的には実現しているのだが、その核融合する核物質を閉じ込める材料を材料屋がつくっていないからいけないのだという風な話をこれは30年くらい前に聞きました。

だけど、それはやはり実用化できてないってことですよね。ちなみに極高温のプラズマを閉じ込めるためには、強力な磁場を使います。

それでも1マイクロ秒とか1ナノ秒とかしかいった短時間しかプラズマの閉じ込めが実現していないのが現実です。

私の学生のころは20世紀中に実現するかといわれていたですが、今に至るも実用化はされていない。注釈をつけておくと私の学生時代は1960年代の初頭です。

これは核分裂反応を利用する高速増殖炉もそうですね。こちらも実用化の目途はまったくたっていない。

ドイツ語の会話の実状

2022-04-09 12:34:36 | 外国語
普通のドイツ語の会話ではないが、いつもドイツ語のクラスで自分に起こったこととか世界で、または日本で起こったことを話すことを要請される。

これは、いつも決まったルーチンなのだが、いつもしどろもどろなのである。なかなか自分の思ったことをドイツ語で表現するのにいつも苦労する。ルーチンなので、前もって準備しておくといいのだが、そういうことはしたことがない。

達意のドイツ語を理想とすれば、まだ20%くらいの到達点ではなかろうか。用語だってそういうときに使うべき用語などうまく使えたことがない。要するにドイツ語の語彙が少ないのである。ましてや気の利いた言い回しなど使えたことがない。

大体その日に話すつもりなどの予定もあまりしたことがない。それでいつもしどろもどろなのである。「お前はいつも自分がドイツ語通だと言いまわっているが、実力はあまりないんだな」と思ってもらってもいい。それくらい日ごろのことをドイツ語にするのに、いつも苦労しているのである。

他のメンバーが前もって準備されているかどうかは聞いたことがない。他の人はなんとか無難にこなしておられるので、お前が一番程度の低い参加者であろうと思われるかもしれないが、トップの実力ではないかもしれないが、ビリの実力でもないと思っている。要するに、みなさんそれぞれにドイツ語の力は相当なものである。これはいわゆる専門家ではない者としては、ということである。

TGUのドイツ語の教授である、Fさんなどの会話力と比べるとまさに月とすっぽんである。3月末にこのFさんが松山に来られる機会があったので、久しぶりに数人の友人や知人と会食をした。私の外はみんなドイツ語・ドイツ文学の研究者であった。

私は一人こういう分野とは関係がない、いわば部外者であった。