sin xのべき級数展開のエッセイの改訂をしていたが、ようやく一区切りがついた。とはいっても難しいのはこれからであろうか。
昔のエッセイは2011年に書いていたが、それをもう少しわかりやすくしたつもりである。数値計算はかなり面倒であったが、分子がようやく1となってうまくx^{9}の項の係数が1/9!となって計算が合った。
まあ、これは少し時間をおいてから見ないといますぐには頭が固定化されていて、ミスには気がつかないだろう。
これでつぎの一般二項定理のエッセイに移っていける。一般二項定理のエッセイの草稿は2月だったかに書いていたのだが、3月は「数学・物理通信」の発行で忙しくて、まったく入力できなかった。
これもNewtonの発見したものである。一般二項定理も微分が一般になっているいまではその成立を疑う人もいないし、Newtonが初めて導いた面倒な方法で導く必要もないのだが、東京海洋大学名誉教授の数学者・中村滋さんのエッセイに触発されて書いたものである。